人生リブート指南(20)「相模の小京都」を名乗る湯河原の山寺で思いがけず「京風情」を味わった話
移住先リサーチ拠点としてアパートを借りた湯河原の町を歩いていたら「相模の小京都」という表示を見かけました。
「あ~ハイハイよくある奴ね」としかその時には思わなかったのですが、後で調べたら意外な事実が判明したのです。
なんと「小京都」というのは勝手に名乗ってはいけないもので、その名を冠するためには「全国京都会議」という団体に所属する必要があるんだとか!
また、そこに加盟するには
「京都に似た自然景観、町並み、たたずまいがある」
「京都と歴史的なつながりがある」
「伝統的な産業、芸能がある」
という3つの基準をクリアする必要があるのだといいます。
それらをクリアし、はれて「小京都」を名乗る資格を得た自治体は市町は全国に45カ所(京都を除く)あるんだそうです。
ちなみに湯河原は「万葉集にうたわれ、文人墨客が保養に訪れた名湯」ということで資格アリと認められたんだとか。
確かに湯河原は京都感がアチコチで感じ取れます。
ある日、アパートから散歩に出て、温泉街とは反対方向に向かって山道を進んでいたら、イイ風情の「山寺」が現れました。
湯河原駅というのは改札口が海側にしかないので、駅が背にしている山側に行くには「改札から出て線路沿いに延々と進む現われる高架下通路をくぐる」しかありません。
かなりメンドクサイですが、しかしだからこそ「世俗にまみれず古刹ならではの静寂をまとい続けらた」と言えるでしょう。
ゆったりとした時間を過ごしたい方に湯河原は合っていると思います。
温泉街といってもガチャガチャしてないですし、それでいて町の利便性が高い。
中心街から遠くない場所にホームセンターがあるし、スーパー・コンビニ・ドラッグストアも多いです。
町民なら格安で入れる町営温泉もありますし、今回紹介した山寺のような小京都の風情にひたれるスポットも色々です。
ただし今は「100年に一度」と言われる規模の災害が毎年起きているニューノーマルな時代ですので、安全面の事前調査は綿密に!