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ハーフ・オブ・イット:面白いのはこれから

※ネタバレを防ぎたい方は目次より目的の項目へ飛んでください

概要(ネタバレなし)

アメフト男子に頼まれて、ラブレターを代筆することになった成績優秀なエリー。お陰で彼との友情は芽生えたけれど、彼と同じ女の子が好きな心の内はかなり複雑...。(いいとこ全部ネタバレしちゃったーーー!!)


感想(ネタバレあり)

全員好き。学園要素は薄めでキャラクターひとりひとりに焦点を当ててじっくり描いていくのが好みでした。エリーは本当の陰キャじゃなくて陽キャを利用してお金を稼いでいる賢い子、という印象。中途半端ないじめっ子達はポールがエリーを庇うシーンが必要で盛りこんだのかな。

エリーの言葉を引用するとポールは善良な男。その一言に尽きる。もう少しポールにも救いがあれば嬉しかったけど、特に何も起きないのが現実っぽくて良い。
エリーのお父さんとポールの料理シーン一番好きでした。アメリカ人なのに五香粉に気付くポールさすが!(魯肉飯は台湾のものでは!?とも思ったけど)

キリスト教と同性愛もテーマに盛り込まれていて、ポールの「地獄に落ちる!」の一言はエリーに対する差別ではなくて、純粋に現代でも一部の田舎町ではこうなのだ。と言われているような気がしました。とはいえ、NetflixでLGBTQに対して強い差別用語を使うシーンは少ないので少し驚きました。

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まとめ(ネタバレなし)

悪夢を見て汗だくで夜中の1時に目覚めて、なんでもいいから映画が見たいと思ったんです。なんとなくで見始めたのに良作に出会えた私は幸運ですね。
紹介文で内容ネタバレしちゃってるけど、分かった上でみても面白かった!!
映画っぽく脚色しすぎないキャラやストーリーは見ていて心地よかったです。見終わる頃には登場人物たちに愛着が湧いて終わってほしくないと思える映画。
青春真っ只中の学生が見ても良し、疲れた大人が見ても良し。感情が大きくかき乱されたくないとき、おすすめですよ。


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