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戻りゆく街と違和感。


今日は所属するカルチャーマガジン、アンテナの事務所で作業をしようとバスに乗った。5月ごろ、バス内の乗客は4人ほどだったが、同じ時間帯に乗った今日は満員だった。(満員と言ってもソーシャルディスタンス確保のためか、2人がけの席は1人が占有している。特にアナウンスされているわけではない。)

このことに触れるのは憚られるのだが、ソーシャルディスタンスを意識しすぎている故、他者の拒絶が顕著になっているように感じる。なぜ憚られるかというと2人がけの席に1人だけが座るという状態が正しいかもしれないからだ。ただ、座れない人が密集しているのも現実だ。前の席に人がいることを考えるとソーシャルディスタンスは守られていないことがわかる。(これも距離の話があるかもしれない。前後左右で違いがあるのかもあまりわかっていないだろう。)

こんな場面もあった。咳をした男性に対して一斉に乗客の視線が向けられた。男性はマスクをしており、自分の衣服で口をおおい咳をした。それにも関わらず目線(恐怖)が向けられる。過剰に反応することよりも、適切に予防をし、今の状況の中でできることに少しずつ順応していくべきだと思うのだが......


人の心持ちまでも変わってしまい、お互いに対して無反応・無干渉になる世界。感染を恐れるあまり人を拒絶をもいとわない世の中になるのはあまりにも悲しい。

今日はそんな悪いストーリーを想像してしまった。季節の変わり目、精神的にも身体的にも不調気味なのだが、できることはぬるっと・しっかりとやっていきたい。

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