獣彁
趣味で小説書いてるチート系なので好き嫌いが分かれる作品です。
「叔父さんが亡くなった!?」 驚くのもはずがない俺が大好きだった叔父が亡くなった。俺の両親、親戚が嫌ってた。突然実家に帰ってきて翌日亡くなったのだ。 「死んでもいいじゃないか。あんなゴミグズ。」 両親が言った。 「そんな言い方不謹慎だろ!!」 俺は反論した。当たり前だろ。いくら嫌いな人間で言っていい事と悪い事くらいあるだろうがよ。 叔父はどこか風変わりな人間だったが悪い人間じゃなかった。叔父はよく海外に行ってはお土産を持ってくる。見た事ない物ばかりだ。しかし、このゴ
ラオピの役所は何処にあるのかな?あ、案内板があった。どうやら、街の真ん中にあるらしい。行ってみるか。 役所に入り商売課の窓口に向かった。 緑色の髪をした女性職員が事務作業していた。 「すみません。今日一日露店したいんですけど、大丈夫ですか?」 「大丈夫ですよ。身分証明書をお願いします。」 行商人カードを職員に見せて。 「イツキさんですね。確認終わりました。商売が上手くいくよう祈ってます。」 許可を貰い、役場から出て市場近くの端っこにレジャーシートを敷いた。さて、始めま
朝、村から出発し4、5時間でラオピに着く。 街に着いら現実世界に戻らなきゃ。バイトの事だ。うん、もう無理だね。クビだ。でもいい俺は行商人になるんだ。やっぱり、貴族相手にするより庶民や冒険者に売ってた方がいい。後ろ盾がいる方が安心だけど、まだ駆け出し行商人。用心した方がいい。 そして4、5時間後…。 「皆さん、ラオピの街に着きました!」 やっと着いた!ラオピに。あー疲れた。一旦ラオピに着いたら明日にはラオピから離れてヴォロルダ王国に行かなきゃいけない。しかし問題がある。現実
馬車に揺られながら、ラオピに行く俺は内心ドキドキしていた。街の門から出てドルデュが離れていくのを見ていた。問題無く離れていくので安心した。3日間は走り続けるとの事。何はともあれ良かった。 あー!明日バイトだった。どうしよう…。あの店長こえーんだよなぁ。だか、俺は行商人になったんだ。フリーターとかバイトなんか辞めてこっちに転職だ。 馬車に揺れながらそんな事考えて俺だった。 その時だ。 「なぁ、ドルデュの大広場にいた行商人の商品が今話題らしいぜ。何でも見た事ないマジックアイテム
急いで、商売課の窓口に来た。そこにはリアラさんがいた。 「お疲れ様です。イツキさん、ちょうど良かったです。市長が会いたがってましたよ。」 はや、まだ2日しか経ってないのに。もう市長の所まで話来たのかよ。そんな事より明日ここを離れるから。今日離れよう。明日と言ったら街の門で待ち構えてる可能性があるから、いや、行き先と今日離れる事は言わない様にしよう。多分俺を定住させたくて話をしたいんだな。せっかくだけど異世界に来たんだからあっちこっち見て回りたいしスローライフしたいし、はぁ
俺は儲かる事を知った翌日、あっちこっちの100円ショップを回った。中には200円とか500円もあるが1000円にすれば問題ないだろ。 もし、1000円超える物があれば1000円以上の値段にしよう。 「こんなもんでいいだろう。」 空間収納便利だぜ。いくら入れても満杯ならないし多分時間止まってるみたいだ。試しに自動販売機で買った、コーラをそのまま2時間放置してたら買ったままの状態だった。めちゃくちゃ冷たい。そのうち食べ物も売ってみるか。 まずは日用品を売る事に専念しよう。 格
100円ショップはたった100円で日用品がほぼ買える。最近は品質も高い。ビン、バケツ、ライター、マッチ、洗剤用品、皿類、シャンプー、リンス、石鹸、カゴと色々買った。あっちには甘味あるのか?飴玉買ってみよう。それぞれ10個買った。荷物が大量になったので、ここで空間収納スキル! 誰もいない事を確認して空間収納スキルを発動した。 次々と入れた。どれくらい入るんだこれ? 入れ終わったらウィンドウがで出来た。 ビン ×10 バケツ ×10 ライター ×10 マッチ ×
どうやら、商会はあるが商会ギルドでは無く役所や王都なら王政の管轄らしい。 ドルデュの役場もしくは市役所の場所何処か聞かなきゃな。また、歩いている人に聞いた。 「このまま真っ直ぐ大広場を抜けてれば直ぐに役所あるよ。」 「ありがとうございます!」 俺は走って大広場に向かった道中屋台や店舗があったが露店もあり走りながら考えたがやっぱり露店にしよう。 大広場に着いた。真ん中には噴水があり、噴水には女神像らしきものがある。この世界を作った女神様かな?目の前に大きな建物がある。多分あ
目の前に扉が現れて鍵穴に入れて音がして扉を開けたら。路地に出た。まるで外国だ。レンガの建物、地面は石畳。扉が消えて後ろを見ると人が歩いている。かなり栄えた町かな?行ってみる事にした。 「凄い!市場だ!」 沢山の人が歩き回ってる。屋台や販売店などがあり賑わっている。周りを見るとかなりの建物があり多分都会なんだろうな。 「とりあえず、ここが何処か調べなきゃな。」 歩き回ってると。人間だけじゃ無い。エルフやドワーフ、獣人もいる。ケモミミもいる。本当に異世界なんだな。 「あ
俺は内田樹、23歳何処にでもいる普通のアルバイトだ。バイト先がブラック店長である。理不尽な仕事を押し付けられたり休みが取れない事がしょちゅあったが、葬式で休みを取ろうとしたら色々言われた。その時居合わせた本部の上司に見られて渋々休暇が取れた。、昨日は叔父の葬式で疲れて寝ていたら。チャイムが鳴った。 宅配だった。小さい箱だ。荷物を受け取り名前を見たら叔父だった。このタイミングで?俺は恐る恐る箱を開いた。そこには手紙と鍵?が入っていた。手に持つ所には宝石が埋め込まれていた。エメ