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太郎物語(曾野綾子、新潮文庫)

例のコミュニティカフェに行って店主と世間話をしていたら、思いがけず「太郎の嫁の物語」の持ち主(Sさん)が入って来られて、しばし曾野綾子さんの話で盛り上がった。 聞けば三浦朱門・曾野綾子夫妻の一人息子の太郎さんをモデルにした小説「太郎物語」はお読みになっていなかったという。 今日は「太郎の嫁の~」を返しがてら、店主に由来を話そうと思って「太郎物語(高校編/大学編)」持ってきていたので、Sさんに「太郎物語」をお貸しした。本を巡るこういう出会いが楽しい。

    • 本との邂逅はいいもの~太郎の嫁の物語(三浦暁子)

      昨日久しぶりに訪れたコミュニティカフェの本棚をなんとなく眺めていて、「太郎の嫁の物語」というタイトルの背表紙に目が留まった。 著者は三浦暁子さん。 「太郎?」「三浦?」 手に取って帯を見ると、(極めて個人的理由で)驚くべきことが書かれていた。 そう、この本は高校生の頃、何度も読み返すくらい好きだった「太郎物語」(曾野綾子著)のモデルで三浦朱門・曾野綾子夫妻の一人息子の太郎さんに嫁いだ方(三浦暁子さん)のエッセイだったのだ。 出版は2023年だから去年。40年くらいの時を越え、