売るためには「売らない」。
お店で商品を選んでいるとき、店員さんに声をかけられるのがちょっと苦手なこと、ありませんか?
特にアパレルショップなんかでは、そう感じることが多いかもしれません。僕も正直、あんまり得意じゃないんですよね。あなたはどうですか?
「モノを売る」という行為って、意外と奥が深いんですよね。もしあなたが販売の仕事をしているなら、モノを売るのは毎日のことだと思います。
でも、もし今その仕事をしていなくても、これからnoteや別の方法でモノを売ることがあるかもしれません。そのときのことをちょっと想像しながら読んでみてください。
お客様が「これ、買いたい!」と思う瞬間って、結局のところ「この人から買いたい!」と思うからなんです。
だから僕たちがやるべきことは「売る」ことじゃなくて、まずはお客様に「買いたい!」という気持ちを引き出すこと。
それができれば、自然とお客様が商品を手に取ってくれるんです。これが本当の意味での「売る」ということなんです。
確かに「買ってもらえた」瞬間に「売った」と言えるかもしれません。でも、その前段階では、決して「売りつける」必要はないんです。
お客様に「売る」ということがどういうことかを理解してもらうためには、むしろ「売らない」というアプローチが大切だと思うんです。
要は、僕たちがやらなきゃいけないのは、「買ってもらいたい!」という気持ちをお客様にしっかりと伝えること。その熱い想いが伝わったとき、お客様は自然に「これ、買おう!」と思ってくれるんです。
でも、その方法は決して「売りつけること」じゃなくて、あくまでお客様が自分で選んでくれるように導くことなんです。これが、僕たちが目指すべき「売る力」だと思います。
お客様が商品を選ぶ理由って、誰かに「買ってください」と頼まれたからじゃないんです。あなたの商品に心が惹かれて、あなたを信頼したからこそ、買ってくれるんですよ。
まるで、好きな人にプレゼントを選びたいって思う気持ちに似ているんじゃないでしょうか。
だからこそ、「売る」ということの本質はお客様に商品を売りつけることじゃないんです。お客様が心から欲しくなるような魅力的な商品やサービスを提供して、信頼関係をしっかり築いていくこと。それが一番大事だと思うんです。
ちょっと考えてみてください。もし、誰かに無理やり商品を勧められたらどう感じるでしょうか?
たぶん、あまり気持ち良くないですよね。大切なのは、お客様に寄り添ってお客様の気持ちを理解すること。それができるとお客様は自然に「この人から買いたい」と思ってくれるんですよ。
どうでしょうか?ちょっと禅問答のような話になったかもしれませんが、実はこれって、励ましたり、癒やしたり、教えたりするときにも同じことが言えると思うんです。
「励ましたからって、相手が本当に元気になるわけじゃない」とか、「教えたからって、相手がすぐに理解するわけじゃない」みたいな感じで。
でも、少しずつでもその考えを実践していけば、きっとお客様との信頼関係も深まるし、「売る力」も自然に身についていくと思います。
僕も、あなたと一緒にそんな力を身につけていけたらいいなと思っています。