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【夜宵★日記94】絶メシ in MAEBASHI

2023/7/24


✦ 「麦亭」について


絶滅に瀕した知る人ぞ知る絶品グルメ、その名も「絶メシ」。

「麦亭」は、その絶メシの一つといえよう。

私が大学の時には既にあった(←30年前の話)。

その頃から料理を作るご主人、ホール係の奥さんで回されていたと思う。

メニューのトップには、たらこスパゲッティ。

木製の深皿に、たっぷりのタラコとバターが絡んだ太麺。

上には粗細切りの海苔がはらりとのっかっている。

シンプルでありながら贅沢なごちそう。

木製深皿なのは、皿上で麺にたらことバターを絡めているからだ。

また、木製だと冷めず、余熱も入り過ぎないからではないかと思う。

見た目にも温かみがあっていい感じ。

何回来ても、他にもたくさんメニューがあるのに、このたらこスパゲッティを私は頼んでしまうのだ。

この店のすごいところは、おいしいばかりでなく、値段が全く変わらないところである。

創業当初から、たぶん。

たらこスパゲッティでいうと800円。

税込で。

しかも卓上の粉チーズとオレガノはかけ放題だ。

陶器のカップに入っていて、スプーンですくってかける。

この物価高のご時世、さすがに今は撤去されているだろうけど。

✦ 「麦亭」へ

コロナ禍もありなかなか足が向かなかったが、ご主人は老齢だろうから早めに行っておきたいとツレとずっと話していた。

それがやっと伺えた。

店内のようす
変わらない景色

相変わらずお二人は、二人だけで忙しく立ち働いていた。

お客さんは8割方埋まっている。

お値段据え置き、卓上の粉チーズも健在だ!

すごい。

私が頼んだのは、「タラコとツナのスパゲッティ」900円。

木製皿が懐かしい。

約3㎜の太麺はちょうどよい固さで食べ応えがある。

やっぱりたらこ満載、ツナも。

ノスタルジーとおいしさに浸りながら黙々と食す。

残り3口分は味変。

粉チーズを付属のスプーンですくってぱらり。

最後まで飽きることなく食べ終えた。

トマトとベーコンのスパゲッティのツレも満足そうに息をついている。

お会計時、ご主人にツレが、

「おいしかったです。」

と口にしていた。

珍しい。

特に返答は聞かれなかったが。

ご主人にとっては、店を開け続けるのも作り続けるのも日常。

息をするようなものなのかもしれない。

また近いうちに行かなくては。

ツレと話す。


✦ 月2の定番「まりをねっと」へ


帰りがけにまた「まりをねっと」へ。

こちらは月2のすっかり定番だ。

私はカフェロイヤルとチョコミント。

ツレはパッションフルーツヨーグルトと生チョコ。

カフェロイヤル、初めてだけどおいしい。

〆も外さず、ご満悦なランチであった。

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