![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/127656838/rectangle_large_type_2_cdc307aace33325c8705e4e31a198731.png?width=1200)
最近観てる【2024年冬アニメ】
アニメの多様性には驚かされる。
今季はたくさんのアニメを二話ずつ観て、ふるいにかけた。
『葬送のフリーレン』と『薬屋のひとりごと』は前クールから継続視聴。
ではご紹介!!
◆ 『佐々木とピーちゃん』
ブラック企業に勤める会社員「佐々木」がペットショップで購入した文鳥「ピーちゃん」は、異世界から転生した賢者様だった。
ピーちゃんから魔法の力と異世界に渡る機会を与えられた佐々木は、異世界に現代日本の品々を持ち込んで商売を始める。会社から帰ったあとは異世界で夢のスローライフを満喫!……できるかと思いきや、会社からの帰り道で異能力者に出くわし……!?
タイトルがいい。
シンプルで力強い。
「佐々木」は「佐々木某」の略ではなく、あくまで「佐々木」なのである。
そこがいい。
「ピーちゃん」は、ペットの文鳥なのに、「佐々木」を貴様と呼び、発言が重々しいのがギャップでおもしろい。(←賢者様だからね)
それでいてグルメで食いしん坊、かわいい。
「佐々木」は普通のオジサンで会社員で、社会人としての処世術で局面を切り開いていく様子が好ましい。
「佐々木」の声優・杉田智和さんがさすがの演技。
普通のサラリーマンって、かえって表現が難しいものだと思う。
ペットへの温かな愛情もまた然り。
まだ序盤、これからどんな異能戦が繰り広げられるか楽しみだ。
◆ 『ダンジョン飯』
ダンジョン深奥で、レッドドラゴンに妹が喰われた! 命からがら地上へ生還した冒険者のライオス。 再びダンジョンへ挑もうとするも、お金や食糧は迷宮の奥底……。 妹が消化されてしまうかもしれない危機的な状況の中、ライオスは決意する。 「食糧は、迷宮内で自給自足する!」 スライム、バジリスク、ミミック、そしてドラゴン! 襲い来る魔物たちを食べながらダンジョン踏破を目指せ、冒険者よ!
調理担当のドワーフ、センシがわりと好き。
食に純粋で天然キャラ、顔がおもしろい。
ダンジョン(迷宮)を攻略していく様子だけでもそそられるし、ダンジョンでの自給自足に焦点を当てているのも画期的で興味深い。
終始愉快な調子で、気分よく観ることができる。
◆ 『異修羅』
魔王が殺された後の世界。
全生命の敵である本物の魔王を倒した何者か、すなわち本物の勇者の正体は分からなかった。恐怖が終わった時代、その勇者を決める為に世界最大の都市、黄都に修羅が集まる。勝ち進んだ一人こそが勇者の名誉を授けられる。こうして集いし十六名の修羅による死闘が幕を開けた。
第一話は残虐シーンがとても怖かったけど、第二話以降興が乗ってきた。
順次、勇者の紹介の展開。
今出てきている勇者で私が好きなのは、「星馳せアルス」。
鳥竜なのにゴーグルなんてしててかわいい(←とっても強いんだが)。
光っているのが名前だ。
二つ名がとってもかっこいい。「星馳せ」!
登場人物にはみな二つ名がついているのがこの作品の特徴。
二つ名、というか姓なのか?
二つ名のそれぞれの意味はよくわからないけど、この作品の世界観を醸すのに一役買っているのは間違いない。
◆ 『俺だけレベルアップな件』
十数年前に異次元と現世界を結ぶ通路『ゲート』が現れた。ゲートの出現以降、『ハンター』と呼ばれる超常的な能力を持った覚醒者たちが出現し、ゲート内のダンジョンに潜むモンスターを倒して大きな対価を得ていた。
E級ハンターの主人公・水篠旬は、ある日、他のハンター達と共にD級ダンジョンに挑んだ際に、隠された「高難易度の二重ダンジョン」が現れる。
最近はダンジョンものが多いな、と思いつつも観はじめた。
瀕死の重傷、からの、謎のクエストウインドゥ攻略でのレベルアップ。
よくこんなストーリー思いつくなと感心してしまう。
今後この物語がどこに辿りつくのか予想がつかず、目が離せない。
◆ 『愚かな天使は悪魔と踊る』
天界からの攻勢に抗うために、
魔界を鼓舞するカリスマとなりうる人間をスカウトしに
人間界へとやってきた悪魔「阿久津雅虎」。
彼は正体を隠し転入した学校で、可憐な美少女「天音リリー」と出会う。
早速リリーを勧誘する阿久津だったが、リリーの正体は悪魔の天敵「天使」で…!?
第一話より第二話でぐんとおもしろくなった。
天使の話し言葉が、「・・・・・じゃ。」「我は・・・」といった時代がかった和のテイストで、違和感を覚えるけれども。
天使と悪魔、どっちがどっちをオトすのかの心理戦(←で合ってる?)。
戦いがコミカルで安心して観られる。
◆ 『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』
童貞のまま30歳を迎えた主人公・安達は
「触れた人の心が読める魔法」を使えるようになってしまった。
地味な魔法の力を持て余していたある日、
ひょんなことから営業部エースのイケメン同期・黒沢の心を読んでしまう。
黒沢の心の中は、なんと安達への恋心でいっぱいで――!?
実写版をテレビで観て、おもしろかったのでアニメもつい。
絵柄はそんなに好きなタイプでないが、やっぱりおもしろい。
魔法使いになるっていう設定がくだらないのがまずすごい(←褒めてるつもり)。
安達に感情移入して、ドキドキハラハラ没入できる。
◆ 『ゆびさきと恋々』
女子大生の雪は、ある日困っているところを同じ大学の先輩・逸臣に助けてもらう。 聴覚障がいがあって耳が聴こえない雪にも動じることなく、自然に接してくれる逸臣。 自分に新しい世界を感じさせてくれる逸臣のことを雪は次第に意識し始めて…⁉
デッサンがしっかりしている。
キャラクターが綺麗、色彩が綺麗。
主人公はおぼこいのに、やることは大胆で、気持ちがダダ漏れ。
こっちが恥ずかしくなってくる。
青少年とはこういうものか。
相手役の逸臣さんは、初対面の女性の頭を撫でる。
そんなことする? そんなことさせる?
「女は男性に頭を撫でられると喜ぶ」という認識を、私は苦々しく思う。
海外じゃ、失礼な行為ととられることもあるのだ。
私も撫でられるのは好きじゃない。
だけど、逸臣さんはビジュアルがいいから許されるのだろう。
私も許そうじゃないか。
逸臣さんのビジュアルは私も好きだ。
ときに逸臣さんは『葬送のフリーレン』の勇者ヒンメルに似ていると思う。
ヒンメルのビジュアルも私は好きだ。
いろいろ突っ込みを入れながらも、なんだかやめられないアニメである。