シェア
―――「【B'z】40代女子は語る①」からのつづき さらにB'zの好きなところを挙げてみる。 「100年の恋のハジマリ」「【B'z】40代女子は語る①」で書いたことはさることながら、 二人の人間性。 ファンや周りの人たちに対する謙虚な姿勢、ストイックな音楽への取り組みなどは言わずもがな。 松本さんの、LIVEでのおちゃめでツンな感じだとか、稲葉さんの素直で天然な発言だとか。 ちょっと笑ってしまうようなユーモアがある。 土台に知性や品性、愛があるのがわかるか
「100年の恋のハジマリ」ではB’zの演奏について触れた。 ここでは、詞とメロディについて、 専門的なことはわからないんだけど、私が感じることを書きたいと思う。 詞に純粋さがある。 人を元気づけようとも助言をしようとも、まして説教しようともしてない。 むしろ自信のなさ、弱さ、卑屈さ、葛藤の吐露がある。 恋愛の詞では、ためらい、耽溺、背徳感、執着、渇望、未練、嫉妬のような複雑な感情の独白がある。 そういうのってある意味純粋だと思う。汚れを知ってる純粋さ。 それが
「綺麗だ」 その一言で充分だった。 高校一年の時、歳の近い従姉妹からたまたまもらったカセットテープには、B'zの「LADY NAVIGATION」が入っていた。 突然飛び込んできたそのフレーズは、「綺麗だ」。 メロディに乗ったことばの力!! 言霊というのがあるが、歌はその上をいくと思う。 詞と発語だけでも力をもつのに、それが、旋律や音色――自律神経や脳などに影響を与えるといわれる――とともに繰り出されるのである。 しかも稲葉さんは一番効くタイミングで詞を旋律に乗