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万が一…自分が誰かを雇うとしたら…一体いくら払えるだろうか?

 よく思うことなのだが、もし自分が本当に好きなことを仕事にできて、(このamazon時代に収益をあげるなんてほぼ自分のセンスでは不可能なのであまり興味はないけど)小粋な雑貨のお店を出したり、これまでの窓際キャリアをフルに生かして個人で何かを行う、社長(笑)になったとする。そして誰かを雇いその人にお金を払う、となったとしたら、(すべては仮定の話である。仮定というかもはや妄想である)どんな人がいいだろうか、また、その人に、いくら払えるだろうか、という想像をすることがある。

 なぜ、こんなことをよく考えるかというと、自分の今いる残念な職場は、単純な仕事しかないのと、偉い人々が人件費削減に意欲を燃やしており、鬼畜まっしぐらなため、「非正規雇用化」「システム導入」が恐ろしいスピードで進んでいる。20年前と全く同じ仕事を10分の1くらいの人件費、人数でやれるようになってしまっている。そんな中で、自分もベテランの方の居場所もいよいよないが、自分の場合はギリギリ20年前の正規雇用の採用に乗っかったため、恐らく想像の斜め上を行く散々な扱いを受けながらも、堂々たる既得権(自称)として、生き延びてやってこれてしまった。仕事の能力と、人件費の耐えられない不条理さを目の当たりにしたこの20年であった。あんな奴(例:ふいに鳴ってしまったおしゃれな居酒屋のHPのBGMが消せないほどのPCスキルor電話の出方もメモの取り方すらも教わっていない)が、周囲に自分の大学の同窓の人をはべらせ、同じような運動部部活経験者ばかりを採用し、入ってくる人たちがいちいちとても裏表のある、人によって態度を変えすぎる問題のある攻撃性の強い感じのひとばかりで(彼らに問題があると思われていたのは他でもなく自分であったという矛盾)なんであんなに給料もらってるのか、と時に痛烈に思う側であった。しかし、彼ら・彼女らへの批判はまっすぐ自分にも突き刺さる。自分よりいろいろな職場や業務を経験している非正規雇用の方(多くは自分よりずっと年上であった)に、あんな奴(※電話番号のメモを書き間違えたりする私)がどんだけ給料もらってるのか(10年ほど前から評価制度が導入されて厳しくなり、ビタ一文昇給しなくなり、残業が多かった新卒の頃とさしてかわらない給料になってしまった…)、と思われる側でもある。またいろんな人と仕事をしてきたが、いちいち自分は下っ端で、誰も言うことを聞いてくれない経験が豊富であった。

そのため、この人ならお願いしやすいなあ、一緒に働きやすいなあ、と思うのはどんな人なのか…?そして、彼らに払う妥当な人件費とはどのくらいなのか…?とよく考えるのだった。

 もし自分が妄想の、架空の事業を行うとして、誰か架空の人間を雇うとなったら、彼らに22万円払えるだろうか。22万円は新卒社員の初任給の平均である。(大学卒は22万6,341円で前年度比8,706円(4.01%)増 
参照元のサイト
→2024年度 決定初任給調査 中間集計

https://www.e-sanro.net/research/research_jinji/chinginseido/shoninkyu/pr2404.html

 
22万円…誰かに払うなんて、絶対無理である。

まあ、自営業と企業に勤める人の賃金の平均を簡単に比較はできないけど…。

では、自分がもし自分を雇うとしたら、一体いくら自分に払えるだろうか…。

クオカード3枚(年間)ぐらいが妥当かも…。
あと「たまにちょっといいおやつとコーヒー」くらいかしら…。

そう考えると、現在の自分の職場は、ずいぶん恵まれた待遇のような気がしてくるのだった。

以上です!



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ねすぎ
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