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「歴史を直視する事は敬意である」と感じた、韓国訪問
皆様大変ご無沙汰しております。小林です。
気まま過ぎるほど不定期にしか投稿してない私のNOTEですが、IBの話題以外にも、日々感じた事をあげてみようと思った次第です。
といいますもの、先日、韓国の首都ソウルにあります
植民地歴史博物館
戦争記念館
に行って参りました。
施設HP
日本の中学校の授業で「韓国併合」とは習った記憶がある方もいるかと思いますが、
私自身、さらっと歴史に触れただけの記憶しかありません。
1910年の韓国併合から1945年の日本敗戦までの35年間、朝鮮の方々の視点から見てどのような出来事だったのか
その答えを知れたような、貴重な機会でした。
まずは、
植民地歴史博物館(Museum of Japanese Colonial history in Korea)
に関して
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英名にある通り、日帝による植民地支配時代に関する博物館です。
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正直、昔の話とはいえ、日本人の私が訪れることで、韓国の方どなたかを嫌な気分にさせないか、ドギマギしていました。
歴史を知らないといけない義務感の様なもので訪問したものの、
受付の方のお言葉は、私の思っていたものと真逆のものでした。
「日本から多くの方が本館に足を運んで下さります。どうもありがとう」
この言葉の意味を、私は博物館にいながら、しばらく考えることになりました。
続いて、
戦争記念館(The War Memorial Of Korea)
に関して
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こちらは、朝鮮の三国時代から現代に至るまでの、朝鮮半島における戦争の歴史を知ることができます。入場料は無料で、韓国の小学生たちがガイドさんに連れられて勉強に来ていました。
大変大規模な施設で、じっくりみようと思えば半日くらいかかるかと思いました。
地理的理由が大きいのかも知れませんが、朝鮮半島は(現代までも)大変な脅威に晒され続けていることが理解でき、韓国の国、文化、人々の事をさらに理解できた気持ちになりました。
この2つの施設は徒歩でも行ける距離にありますので、
ソウルを訪れた際には是非ご検討されると良いかと思います。
Googleマップの位置情報
遅ればせながらの初韓国旅行でしたが、私は韓国の魅力にどっぷり使ってしましました。
韓国料理が美味しい、公共交通機関が安い、文化遺産の美しさ、そしてカフェのレベルが高い(ベーカリー最高です)、、
これらにコスメ、美容、韓ドラなどの要素が加われば、それはリピーター続出なのは納得でした。
そして、韓国の皆様がとても優しく、暖かく感じました。
レストラン店主のおじさん、おばさんは日本人である私が来店したことをとても喜んでくださったようで、食事中も大変気にかけて頂き、サービスまで頂いてしましました。
若い店員さんは日本語を学んでいる方も多く、韓国語でありがとうくらいしかいえない自分がとても恥ずかしく感じました(少しずつ韓国語の勉強始めました)。
ニュースで耳にしていた、反日運動とは?と思うほど、韓国の大変皆さんに良くして頂きました。
そして考えていた、
「日本占領時代」との向き合い方について
2023年8月、映画『バービー』のアメリカ公式アカウントが、原爆画像とキャラクターを掛け合わせた配慮の無い投稿をしたことで、大変残念な思いをした方も多かったかと思います。
これは、アメリカの方々が、原爆が日本に何をもたらしたか、知らない人が多いのではと思わざるを得ない出来事でした。
我々、戦争を知らない世代から見ても、日本人としては、
アメリカの方々(もちろん世界中の方々に)一度は広島、長崎に足を運んで原爆の悲惨さを「知って」欲しい
過去の敵対国を恨むわけではなく、今後の友好関係のためにも、
そう思うものではないでしょうか。
そして、広島、長崎に訪問して下さった海外の方々には、
素直に「ありがとう」と言いたくなるのではないでしょうか。
そして、韓国における日帝の植民地支配に対しても、
同じなのではと思ったわけです。
「歴史を直視する事は敬意である」
同じ痛みを知り、抱き合い、肩をとり、共に前を向いていきたい。
そう思った、初韓国旅でした。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました。