nestのこれまでの活動を振り返って
こんにちは。nestメンバーの佐々木です。
nestがスタートして早5か月。これまで月一で定例会を開催し、様々な分野で活躍する方から沢山の学びがありました。
簡単にそれぞれの活動をご紹介したいと思います!
①4月定例会-キックオフ-
初めてのnest定例会。全国からオンラインとオフラインのハイブリッド型で顔合わせ会が行われました。
4-5人のグループで自己紹介、自分が興味のある分野、「あなたにとってのサステナブル・ブランドとはなんだろう?」という問いに答えるワーク等を行いました。思い浮かべるのは難しかったので、私にとってのサステナブルを考えてみました。私の答えは、「自分らしさを表現できること」。
海のマイクロプラスチック問題から環境への関心が高まり、調べていくうちに環境問題だけではなく、人権や暮らし、ジェンダー、地方創生など様々な分野に興味を持つようになりました。
その中で自分の一つの軸ができたのが「自分らしさ」。例えば、誰かの「好ましい」に合わせて服装を選ぶのは自分らしさが欠けていると私は思っています。自分の好きな色で、好きなアイテムを持つことが自分らしさを表現する一つの方法になります。
エコだからマイボトルを使っているのではなく、こっちの方が自分の気持ちが良いから、そんな理由でタンブラーが当たり前になっています。
このように、自分が行動していて楽しいと思うことが自然とサステナブルに繋がっているのかなと感じています。
問いとはちょっとずれてしまいましたが、みなさんにとってのサステナブルとは何でしょうか?
②5月定例会-海洋プラスチック問題-
記念すべき、第1回のゲストスピーカーにはNPO法人UMINARIの代表である伊達ルークさんをお迎えしました。
UMINARIを創設した背景や、現在のNPOとしての活動内容をお話いただきました。また現在運営に携わられているコミュニティカフェ「um」についてもご紹介いただきました。
伊達さんはZ世代のアイコンとして、今までにもサステナブル・ブランド国際会議への登壇や、企業向けセッションの実施など幅広く活動されています。
海洋プラスチック問題やご自身の考えている内容について、難しい言葉だけで伝えるのではなく聞き手が受け取りやすい言葉に噛み砕いて、核心をついた言葉で私たちに大切なメッセージを残してくださいました。
海洋プラスチック問題は年々深刻化しており、我々も即刻対処しなければいけない問題です。海の豊かさを守るために自分たちに何ができるのか、本質的なアクションを取ることの大切さと多くの学びを得ることができました。
③6月定例会- 人権-
6月は「人権」がテーマの定例会。特定非営利活動法人ACEの杉山さんとサステイナビジョンの下田屋さんの2名がゲストとして登壇しました。
人権というと、なんだか難しいイメージが強く構えてしまったのですが、講義の中で特に印象に残っていたのが、日本でも児童労働が起きているということ。
よく、アパレルやコーヒー、チョコレート等は途上国で低賃金・長時間労働の悪環境の中で働いている問題を耳にしていました。事実、世界の児童労働の内、50%以上がサハラ以南の地域で発生しているというデータも発表されています。しかし、自分が暮らす地域でもこのような問題が起きていたということに衝撃を受けました。
この定例会で感じたことは、身近なことに関心を持たなければ問題を知ることも、解決策も考えることができないということ。1日に大量の情報が行き交う中で、自分が興味があることから新しい発見を増やしていきたいと思いました。と同時に、知識だけ増やして頭でっかちになるのではなく、課題に対してきちんと行動できる人になりたいと思います。
④7月定例会-コミュニケーション-
7月は、「コミュニケーション」をテーマにサントリーホールディングス株式会社の内田さんと、PwCサステナビリティ合同会社の間宮さんが登壇しました。
個人的に、企業がどんなメッセージを消費者に伝えているのかにとても興味があったので、この回の定例会を楽しみにしていました。
ワークショップをした際のクエスチョンが
①皆さんがサステナビリティに興味を持ったきっかけを教えてください
②皆さんの周りの同世代の人たちもサステナビリティへの関心は高いですか?
③将来について(社会・環境)、不安と楽観のどちらですか?
④サステナビリティに関する情報をどこから入手していますか?
⑤各企業サステナ情報を発信している、情報不足?過剰?ウォッシュ?などと感じる?
⑥かっこいい、可愛い、エシカル、安い、エコ、優先順位は?商品によって変わる?(ファッション、食品(飲料))
⑦サントリーにはどんな商品を開発してほしいですか?
という問い。
ワークショップをした際に私がメンバーにまず聞いてみたのが⑥の問い。
「サステナブルな選択を」と言いますが、やっぱり可愛い/かっこいいが選択肢の最優先でした。たしかに、どんなに環境に優しい商品ですよと言われても、見た目が悪かったり、従来商品の2倍の価格だったら手に取りにくいですよね、、、
私自身、一時期サステナブルアイテムを取り揃えようと思って色んなサイトを見たのですが、値段が高かったり、自分の好みのデザインがなかったりといった経験をしたことを思い出しました。
この定例会で学んだことは、自動販売機には可能性が秘められているということ。あるグループで、日本は自動販売機の数が多いから、売上の一部を寄付金として、災害が起きた際に必要物資を届けられるようにできないかというアイディアが出ました。そんな考えがあるのか!と驚いた私。なぜなら、私は海洋プラスチック問題と日本のリサイクルの現状からペットボトルに対してあまり良い印象を持っていなかったからです。単にドリンクを売るだけではなく、台数を活かした新たな価値を生み出す可能性があることをこの定例会で学びました。
最後に
今回の記事はいかがだったでしょうか?
今後もnestメンバーの活動をnoteで紹介していくので、お楽しみに!
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