人生の物語を語り合うこと、これからの社会のこと 2023春④

ずーっと気になっていた岡山県の西粟倉村にさとのば大学のラーニングジャーニにて訪れました。西粟倉で過ごした時間で感じたこと、思ったこと、考えたことたちを綴っていきます。

西粟倉に滞在しているあいだ旅の仲間やNest、さとのば大学のみなさんとたくさん話しました。西粟倉に滞在しているときも、今も僕はかなりこころとからだが疲れていて。不安や苦しみを抱えていて。そんな僕の悩みや弱さをみなさんが聴いてくれました。

「僕にも真っ暗闇の時期があってね、光が見えなかったよ」

「実は昔うつ病のときがあってさ、」

「一年間くらい何もしないでお休みしていたよ~」

「こんなに大変なことがあったんだよ、、」

自分の生きづらさや不安を語ったら、みなさんが同じような経験を話してくださって。

対話しながら、見た目からはわからない生きづらさを一人一人が抱えていることに気づきました。誰にだって辛い過去がある。今も苦しみや不安、悲しみを抱えながら共に生きている人がいる。

どこから生きづらさや不安といったものたちが出てくるのかなあと考えてみたときに、大きく言うと、資本主義や市場社会というものだったり、いろんなシステムや制度と呼ばれるものたちも関係していそうだなと感じたり。僕にはまだほとんど何も分からないのだけれども笑

ゆっくりゆっくりちょこっとずつ、社会や人の在り方を根本から学びたいな、考えたいなと思っています。


(だいぶ僕の偏見や思い込みも入っていそうだけど)”拡大!成長!効率!”このような都市的な都会的な発展の方向性も一つ大切なものとしてありつつ、けれどそれらが生きづらさや不安、格差、さまざまな分断を生んでいることも事実で。

そういった中で僕は諦めや悲観ではなく、大いなる希望としてローカルや地域に可能性を感じています。

小さなコミュニティだからこそ、”私”を主語に、私たちで幸せや豊かさを創り出していくことができ る。西粟倉ではみんなで「上質な田舎づくり」に取り組んでいるそうです。人口約1400人の村にて次々と面白いことが起きていること、始まっていることを体感できて幸せでした。。

僕が一年間暮らしていた島根県の海士町という島も、都会や東京を目指すのではなく、住民の意見も反映しながら海士町らしい発展に向かって歩んでいます。

西粟倉村の”生きるを楽しむ”と海士町の”ないものはない”というキャッチコピー。言葉は違えど、共通の想いを感じます。(どんなことを感じたのか、言葉にしようと思ったけれど今の僕にはまだできませんでした。。)

下の写真はあわくら会館という図書館やコミュニティスペース、役場などがひとつになった複合施設です。ほんとうにすごかった。。


木のすべり台があって遊び心満載!旅の仲間も僕も、地元のこどもたちも楽しく滑っていました!

あわくら会館はとても人の出入りや交流など含めて風通しが良く、役場のみなさんが働いているオフィスのすぐ近くでこどもも遊んでいる空間。心地の良いあいまいさや”あわい”の空間、空気感があって、たくさん感じることがありました。


議員控室と村長室と。イラストがポップでかわいい。

僕にとって西粟倉という場所を知識だけでなく、実際に訪れて五感で、みて、きいて、あじわって、ふれて、体感したこと。これはこれからの僕にとって間違いなく、安心や土壌につながっていくのだろうなあと感じています。

基底と理想と

Nest式のキャリアの考え方で、基底と理想のワークをやりました。ざっくりと僕の理解で書くと、基底が最低限これさえあれば、これさえできていればとりあえず大丈夫という状態で、理想はだいたいみなさんが想像するのと同じイメージだと思います。(違ったらごめんなさい笑)

僕にとっての基底と理想はこんな感じです。

基底:無事に生きていること。
ーありがたいことに、たくまが生きてくれているだけで救われるよ。いるだけで安心感があるよ。と感じてくれたり、言葉や言葉以外でも伝えてくれる素敵な仲間、大切な人に囲まれていて。離れていてもつながっているなあと感じています。まずは自分の在り方を見つめなおしていくこと。自分は生きていてもいいんだ、という安心感に包まれながら生きられたらいいなと思っています。

理想:自分以外の存在にとっての生きる希望や癒しになること。
ーまず、自分が安心して生きられるようになったら、身近な人や大切な人たちの安心安全をつくっていきたいなと思っています。生きづらさを抱えている人に勇気や希望を届けられる、苦しみや不安の中にいる人に癒しや安らぎを提供できる、そんな人になれたらなと。今の僕はこころもからだも疲れているので、まずは基底の自分のことを何よりも大切にしながら、日々を過ごしていきま す。時間はかかるかもしれないけれど、その先に希望があると信じて。


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次に西粟倉にいくときは1~2週間くらい滞在して、狩猟や鹿の解体、山菜採りなどしたいなあと思っています。里山での暮らしで命の巡りを感じたい。西粟倉のジビエめちゃくちゃ美味しいです!ぜひ西粟倉を訪れてみてください!

ひとりじゃできないことも、みんなでならきっと。

ここまで読んでくださりありがとうございました!!

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