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【3日目】JICA中国 西粟倉フィールドワーク
フィールドワーク3日目の記録
今日の午前中は100年の森林構想協同組合の川原さんに百年の森林事業についてお話を伺いました。午後は小学生への授業,講演に向けて自主調査を行いました。
川原さんのお話の中で印象に残っているのは、「加工することで価値が上がる」という言葉です。
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このフィールドワークの買い出しはほとんど県外に行っていて、村の人も県外に買いに行くのが主流だと聞いたので、村のお金はどう回っているのかと疑問に思っていました。川原さんのお話の「加工することで価値が上がる」という考えから村のお金の流れが少し見えてきた気がしました。木を切ってそのまま売るだけだと木の買取価格は低いので売上は上がらない、加工(商品にする)までを村で行うことで、ただの木材だったものに付加価値をつけることができるということが印象に残っています。
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皆伐地を見せていただいた時に、かなめさんが、「鳥の鳴き声が聞こえない違和感に気づいた?」と仰っていました。2日目のまちの散策で撮ってきた写真をグループで共有した際に、メンバーに、「きくは違和感に引っ張られやすいんじゃないか」と言われて、たしかに、と感じていました。不思議なものや建物、ここにあったら違和感、私のイメージしていたものと違うもの、などに興味を持つことが多いなと思いました。でも、今日かなめさんが仰った鳥の鳴き声には気づかなかったので、まだまだ視野が狭いなと感じたし、森林を見に行っただけの収穫では勿体ないなと感じました。
午後の自主調査では、インタビュー調査を行いました。BASEの店員さんとむlaboのスタッフさんにお話を伺いました。
むlaboのスタッフの方(県外から来た方)のお話で、西粟倉村に行く時に、西粟倉村で何かやりたい!やらせろ!と発信すると誰か大人が引っ張ってくれるだろうという思いがあったそうです。西粟倉村が、ここに来たら何か面白いことができると思われているのが素敵だなと感じました。また、他のグループの自主調査報告で知ったことですが、BASEの同じ方にインタビューをしており、その方が、西粟倉村のいいところは何か面白いことが起きそうな村だと仰っていたそうです。実際に村に住んでいる方もそう感じているということが凄いことだと思いました。それは、百年の森林構想のプロジェクトを中心に西粟倉村がいい方向に向かっている証拠だと思いました。
自主調査の報告では、Nestの皆さんにご指摘をいただいて、改めてこのフィールドワークに参加して良かったなと思いました。理由は、自分が調べるところから計画するところから、1から始めることに対しての考えの甘さ、見通しの悪さ、に気づくことができたからです。私は、大学生になり、イベント企画に携わることが増えてきたので、今後の経験に必ず活かしたいと思いました。
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今日はとても濃い一日だったように思います。
夜はみんなで焼きそばを作って食べて、みんなでワイワイお話ができて、毎日が楽しいです!しっかり学んで吸収することも大事ですが、せっかくの縁で集まったメンバーなので、みんなで生活することも楽しみたいなと思っています!
執筆:きく