時間的な余裕がないと感じている:時間の負荷
一言でいうと
作業に使える時間が少ないと感じることで生まれる認知負荷です
何が負荷になるのか?
例えば、普段3分で、5個のことをやる人がいるとして、それを1分でやらなければならなくなったとします。そうすると、普段よりたくさんの情報がワーキングメモリに詰め込まれます。一度に多くのことを処理することにり、ワーキングメモリは十分に働かなくなります。その結果、必要な作業をやり忘れたり、正しくできなくなったりします。
初心者 熟練者
初心者は、制限時間があると、できることに対して、常に時間が足りない状況となります。そのため、余裕がないと感じながら作業することが多くなります。なぜなら、一つ一つの動作や全体の流れをまだ自動化できていないため、作業に時間がかかるからです。
熟練者は、「時間的な余裕がない」とあまり感じません。しかし、更に上のレベルの技能を目指す場合、あえて難しいやり方に取り組む必要があります。そういうときは、「時間的な余裕がない」と感じます。
日常では?
朝起きてから出かけるまでや、予定を詰め込んだ休日などは、時間に余裕がないと感じやすくなります。