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トリクルダウン理論は起こらない

トリクルダウン理論について書きたい。私が思っていることをうまく表現している。そしてこの、トリクルダウン理論は起こらないということを考えて行動することが大切だと思っている。

トリクルダウン理論とは何か?

トリクルダウン理論とは、富裕層に富が集中することが経済成長につながり、結果的に貧困層にも豊かさが降り注ぐという理論のことだ。つまり、経済成長によって富裕層が豊かになり、彼らが投資や消費を増やすことで経済全体が活性化し、最終的には貧困層にも恩恵が及ぶとされている。この理論は、アメリカ合衆国のレーガン政権時代に導入された政策として広く知られている。具体的には、減税政策や規制緩和などが行われ、富裕層が豊かになることで、彼らが消費や投資を増やすことで経済成長を促し、最終的には貧困層にも恩恵が及ぶとされていた。しかし、トリクルダウン理論には批判がある。その理由としては、富裕層が豊かになったとしても、それが必ずしも経済成長につながるわけではなく、また貧困層にも恩恵が及ぶわけではないことが指摘されている。

トリクルダウン理論の批判と欠点

トリクルダウン理論の批判としては、まず富裕層が豊かになったとしても、それが必ずしも経済成長につながるわけではないという点が挙げられる。富裕層が増えても、彼らが投資や消費を減らすことで経済活動が停滞する可能性がある。また、富裕層が消費や投資を増やすとしても、その恩恵が貧困層に必ずしも及ぶわけではない。たとえば、富裕層が高級車や高級住宅を購入したとしても、それが貧困層に直接的な影響を与えるわけではない。さらに、トリクルダウン理論は、富裕層に優遇する政策が必ずしも経済全体の利益につながるわけではない点が批判されている。実際には、富裕層による投資や消費が経済全体に波及するまでに時間がかかり、貧困層に直接的な効果が現れるのは遅れる可能性があるため、トリクルダウン理論に対する批判は根強いものとなっている。

トリクルダウン理論は起こらない

ここまで読んでもうおわかりだと思う。トリクルダウン理論は起こらないのだ。今やっている金融緩和政策も、貧困層には効果的ではない。富裕層が消費をしても、潤うのは消費した企業の株主と経営陣だ。従業員まで回らない。ぐるぐると富裕層間での金のやり取りをしているだけに過ぎない。金持ちがより金持ちになるのと、株価が上がるだけだ。じゃあ他になにかあるのかと言われても、しばらく金融緩和政策が続くのだからできることは限られてくる。次回はこのことを踏まえて、更に深堀りしていこうと思う。

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