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貯金1,000万円貯めてもそれほど資産は加速しない
YouTubeを見ていると、1,000万円貯めろというのを見かける。資産の伸びが加速するからだ。だが、1,000万円ではまだ足りないという話。
1,000万円フルで投資できない
これはよく考えればわかることだ。仮に今あなたの貯金が100万円だとしよう。全部投資に回せるか?という話だ。事故や病気や給料が入らなくなったときのために、生活防衛資金はいくらかは必要だ。
これが1,000万円になると、生活防衛資金は不要になるかというとそうでもなく、状況は同じだ。つまりYouTubeで1,000万円になると、資産が加速するというのは間違いで、正確には1,000万円+生活防衛資金だ。
現金は心の安定剤
もちろん、オルカンなどの投資信託であれば、売却すれば1週間程度で現金になるだろう。ただ投資している最中も現金ほぼゼロは、精神的によくない。心にゆとりがなくなり、頻繁に株価をチェックしてしまうだろう。仕事やプライベートにも影響がでるかもしれない。
仮に暴落が来た場合、もう通常の精神ではいられない。長期だとかプランは忘れてしまい、怖くなって投資信託を解約してしまうだろう。現金はなにも生み出さないし、なにかに投資しないともったいない気がするのも理解できる。
私はドルベースではあるが、現金比率は総資産の30%ぐらいを保っている。ちょっと持ちすぎだと思っているが、下落したときに買い向かえるように準備をしている。
体感的に1,000万円なら-30万円ぐらいまで耐えられる
仮に1,000万円を持っていて、それに近い金額を投資したとする。うまくいかず含み損になるときもあるだろう。私が1,000万円ぐらいの時を思い出してみると、マイナス30万円ぐらいまでは耐えられた気がする。それを超えた場合、とても痛いが損切りをした記憶がある。
総資産の3%に相当する金額で、今の私の総資産に当てはめてもやはり3%ぐらいが限界な気がする。5%はちょっと立ち直れそうにない。総資産の3%ぐらいまでなら、パニックにならず損切りをして、冷静になりまた次の投資のことを考えることができる。
3%は早すぎかもしれない。売ったときが底というパターンもあるだろう。だが、一番やってはいけないのは、損を広げて現実逃避することだ。その状態ではおそらくもう戻らない。
3%で売ったときが底であっても、また入ればいいだけの話だ。3%ぐらいなら小さい波に乗ってもまた取り戻せる。