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なぜ私たちは“豊かな老後”を諦めるべきだったのか?-数十年前から見えていた現実

少子高齢化社会は、実はずっと前から予測されていた問題だ。時代に流されずに自分で老後を見据えた行動を取ってきただろうか?


老後の豊かな生活は、すでに20年前から「無理」とわかっていた

日本が今、老後の生活が不安定な社会にあることは珍しいことではない。少子高齢化が加速し、年金制度の崩壊が予見されていたのは、今から20年ほど前のことだ。ニュースや情報番組で繰り返しこの問題が取り上げられてきた。誰もが少しでも耳を傾けていれば、社会構造の変化が明確に見えていたはずだ。しかし、多くの人はこの問題に真剣に向き合おうとせず、時が過ぎるままにしてしまった。

少子高齢化の予兆は無視できない

少子高齢化社会は、すでに日本の深刻な課題となっている。出生率の低下、労働人口の減少、高齢者の増加といった問題が積み重なり、年金や医療制度が維持できなくなるリスクが高まっている。この状況において「老後は豊かに暮らしたい」と願っていても、社会全体の力が及ばないことは予測可能な未来だった。それにもかかわらず、多くの人は現実から目を背け、日々の生活を優先してしまった。

私が老後に備えるために試行錯誤してきたこと

私はこの問題に対し危機感を抱きつつも、少しでも安心できる老後のために行動してきた。いろいろな資産運用といった手段を試み、さまざまな挑戦をしてきたが、大きな成功には至らなかった。しかし、数年前に米国株に注目し、投資を通じて思わぬ成果を得ることができた。これはすべてに当てはまる話ではないが、自分で考え、行動を続けた結果の一つの証である。

目を背けてはいけない重要な問題とは

ここで言いたいことは、私の成功体験を語ることではない。真に重要なのは、老後という問題から目をそらさず、冷静に向き合うことである。今の時代、YouTubeやゲーム、旅行といった娯楽に多くの人々の興味が集中している。しかし、これらの趣味やエンターテイメントは老後の備えとは無関係であり、重要な問題を後回しにしている現状がある。

今40代以上が「手遅れかも」と感じている理由

現在40代や50代の人々が、老後の準備が間に合わないと感じているのは、過去数十年間、老後の問題から目をそむけ続けてきた結果である。この世代は若い頃から「なんとかなるだろう」と過信し、問題を先送りにしてきたことが、今になってしわ寄せとなっているのだ。その後悔を今抱えているのは、一部の人にとって避けがたい現実かもしれない。

老後は誰の責任か?国や会社は頼りにならない

国や政治、会社が老後の面倒を見てくれるという考え方は、もはや幻想にすぎない。少子高齢化に伴う年金制度の負担増加や、企業の退職金制度の縮小は、すでに予測できたことだ。これからの時代、自分自身で将来を見据え、必要な準備を進めなければならない。国や企業がいつまでも支えてくれるわけではなく、個々が自立して老後を乗り切る力が求められている。

老後に備えるために今できること

では、老後に向けて今からできることは何か?まずは、資産形成の方法を見直し、節約や投資を通じて将来の生活基盤を築くことが必要だ。また、年金制度や税金の仕組みに関する知識を深め、正しい判断をすることも大切だ。日々の生活の中で少しずつ準備を進めることで、少なくとも現実的な老後を迎える道筋を見つけることができるだろう。

老後の問題を直視し、早い段階で行動を起こすことで、自分自身の将来の安心を少しでも確保することが可能だ。将来を見据えた計画は、今からでも遅くはない。重要なのは、目の前の楽しみだけにとらわれず、将来に向けてしっかりと備えることなのである。

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