オルカンよりS&P500を推す本当の理由
前回のnoteで世界経済を牽引するのはアメリカだから、S&P500を推すと書いた。実は本当の理由は今回書くことが理由だ。
経済の見えない力
経済は平等ではない。ビジネスには売り手と買い手がある。Win-Winが望ましいが、見えない力関係が存在する。これは日々の、BtoBの業務をしているサラリーマンでも感じることだ。
力関係が優位なほうが、常に利益を多くとる仕組みだ。力関係が強いほうが値引き交渉で安く買えるし、高く売れる。当然いきすぎた行為は法律が整っているのだが、実質的な支配、見えない力によって機能していない。
イノベーションがどうとか、人口増加がどうとかいっても、必ずしもいいものが発展するわけではない。世界の管理者に逆らうことはできない。出る杭は打たれるというやつだ。
世界の管理者
世界の管理者なんていない。おそらく法律で平等と権利が保証されている。建前はそうだ。ただ、前述の見えない力ですでに認識できているように、そのようにはなっていない。実質的に支配されていると考える。
もちろん見えない力は経済力だろう。強いほうが安く買え、高く売ることができる。そしてそれはアメリカだ。よって、どこでビジネスを展開するにしてもアメリカ優位が考えられ、アメリカ企業が発展するので、S&P500を推す根拠となっている。
法律より強い軍事力
とはいっても、さすがにやりすぎると世界から反感を買うだろう。もしかしたら制裁もあるかもしれない。とはいえ、アメリカ以外が一枚岩になるわけがないので、その力は分散される。
また、何か画期的な技術革新を発見して、アメリカ以外の先進国や途上国がメキメキ力をつけて発展することも考えられる。その時、アメリカはどうするだろうか?なんとか法に則り、平等な立場でなんとかしようとするだろう。
それでも思ったような結果がでないときは、強い要望に切り替わるかもしれない。強い要望を言っても、それなりの権力がなければ意味がない。無視すればいいだけだからだ。その権力の根拠はなにか?それは軍事力だ。
法律はそもそも国家あってこそだ。国家がなくなってしまえば、法律もなくなる。軍事力があるから、経済大国として発展しているとも言える。
今後インドが発展するか
伸びしろとしてはインドが注目されている。いままでの理屈でインドがアメリカを差し置いて発展するか?という疑問がわく。色々な国がインド人から金を巻き上げるゲームに参加するだろう。もちろんインドの企業も頑張るとは思う。
しかし、それはアメリカの手のなかではないだろうか。あらゆるビジネスモデルの関連企業にS&P500の中のアメリカ企業が入っているのではないだろうか。インド単独発展はありえなく、常にアメリカ企業もワンセット。むしろ少ない労力でショバ代的なものが流れるのではないだろうか。
アメリカ「やるのはいいが、ほどほどにな(にっこり)」
こういうことだ。