月収30万の家賃収入の不動産投資家に会った話
月収30万の普段投資家に会った話を共有したい。不動産投資で成功した人の体験談。
普段、投資家とは会うことはない
まず普通に生活をしていて投資家と会うことはあまりない。投資人口も少ないし、何より自分の資産や収入をひけらかす文化がない。
仮に投資の話になったとしても、ようやく市民権を得てきた新NISAにからめた株式投資や投資信託の話ぐらいなものだ。
今回は不動産投資家の話だが、私は不動産投資家にあったことが今回初めて驚いたのでこうして記事にしたいと思った。
サラリーマン不動産投資家
彼は趣味仲間で、投資家という雰囲気はまったく持っていない。いつぞやドルが160円になったときも、彼が200円にいくかもしれないと話しているのを聞いて、靴磨きの少年だなと思ったぐらいだ。
だが、ドルの話になって豪ドルにほぼ底値で日本円を変えたと聞いて、そこから投資の話になり、不動産投資家というのを知った。
なんでも10年以上前に、不動産投資(ワンルームマンション)を始めたそうだ。きっかけは、まとまった金があり貯金するより投資をしたいとのことだった。
電柱に貼られた未公開物件みたいな広告を見て、不動産屋に電話をして、実際に物件を購入したとのこと。
現在、7部屋のオーナーで、家賃収入は月30万円。借り入れはなしで、現金投資で、すでに投資分は回収済みとのことだ。
実際にこういう人がいるものだと驚いた。年齢は私と同じぐらいである。失礼ではあるが、冴えない男というのが第一印象で、彼が投資家だとは思わないだろう。
金持ちオーラはまったくない。
しかし7部屋はすごい。仮に1部屋700万円で売ったとしても約5000万になる。
今後の不動産投資について
面白いから色々教えてほしいと言ったが、今からはおすすめしないとのことだ。10年前ならば不動産価格が安く、利回りが出たがいまは期待するほどでないらしい。
土地価格が高騰しているにも関わらず、家賃をあげることができないからだ。家賃のインフレは日本では起きていない。
経年劣化に伴い、よほどの物件でない限り下がるか維持が実情だ。だが、不動産の価格は上がっている。
彼いわく、売買価格は上がっているのに、家賃収入は減っている逆転現象が起きているとのこと。これはキャピタルゲイン目的で投資する人が増えていたバブル期に近いのだろうと思った。
不動産も、金も、株も、高級時計もすべて値上がりしているのが現状だ。世界はインフレで、給料が上がらないのは日本だけということになる。
リスクを取るということ
こちらにも書いたが、教科書通りにやって金持ちにはなれないか時間がかかる。
今回の彼も、電柱の広告に電話をして実際に足を運んで買ったことがきっかけだ。
確かに仮に400万円で買ったとして、売れるのは300万でもリスクは100万しかない。
おそらくどの不動産投資の本を見ても、このような電柱の広告を探して電話しなさいなどというやりかたは書かれていないだろう。
私で言えば、NVIDIA一点投資である。このようなやり方も本には書かれていない。本には万人受けで売れるようなストーリーやシナリオ通りのことがかかれている。
だが実際に現ナマを手にする人は違うやり方でリスクを取って利益を得ている。
なので投資の勉強というのはその通りにすることが勉強ではなく、本やネットに書かれていることは「あまり儲からない投資法」として学習することだ。
大金は見えないところに落ちている。