新NISA 初心者が騙されそうな投資法
この記事を見て、初心者が騙されそうな記事だなと思ったので共有。
いいとこ取りっぽい投資法
新NISAは1800万の枠がある。今回は、積立投資枠で600万、成長投資枠で1200万という投資法だ。手堅く積立投資をしつつ、個別株で大きく利益を伸ばそうという趣旨だ。
比率は違うがコアサテライト戦略と同じだろう。一見、理にかなっているし、ワンチャンスで大きく儲けることができそうだ。
個別株の運用次第
個別株のほうが投資金額が大きい上に、値動きも激しい。つまりこの投資法の肝は、個別株にありということになる。個別株次第で、運用成績が変わる。
株式相場ができてから、何百年。これができる人はまずいない。いないからこそ、みんな働いているのだ。長者番付で投資家として名前があるのは、ウォーレン・バフェットぐらいである。
なので、結局、新NISAというキーワードで投資ブームになっているだけで、私が投資を始めた20年以上前と同じように個別株売買に目覚め、損をするところまで見えている。
おそらくこれにハマるのは、資産300万円ぐらいの人だろう。投資をすればそこそこの小遣いになり、かといってインデックス投資とかちまちましたリターンでは、増えたことを実感しない。
そんな人がこれはいいと思って、採用しそうな投資法だ。
個別株で勝ち続けるのは不可能
さすがにこれを真に受ける人は居ないと信じたい。これができるのであれば、消費者金融から借りて運用しても黒字になる。そのようなことはありえないというのは常識で考えればわかる。
1年だけ20%というのはあり得る。私もエヌビディアに投資をしていて、今年の秋ぐらいになれば1年経過する。おそらく20%以上の利益にはなっているだろうと予想する。
だが、毎年はありえない。チャートを見てここで勝った自分は天才などと驕るステージはもう過ぎた。いくら儲かったとしても、運が良かったとしか思えない。
それほどに個別株投資というのは難しいし、「投資」なのかすら疑問だ。