貯金ゼロの就職氷河期世代がたった1つ投資すべきものとは？
就職氷河期世代の4割が貯金ゼロ。その現実から逃げずに、生き抜くための「投資」について考えたい。
就職氷河期世代の現実
就職氷河期世代、いわゆる「ロスジェネ世代」は、社会的な不遇を受けた世代として知られている。最近のデータでは、この世代の4割が貯金ゼロという衝撃的な現実が示されている。この事実は、老後に向けた備えがない人が多数いることを意味する。年金受給が不安定な現代において、このままでは老後資金不足に直面するのは避けられない。
老後の選択肢は2つしかない
老後資金が不足する中で、選択肢はシンプルに2つだ。
1つ目は、働き続けること。2つ目は、生活保護を受けることだ。しかし、生活保護を選ぶ場合、審査が年々厳しくなっている現状を考慮しなければならない。高齢化社会が進む中で生活保護の利用者が増加し、厳しい基準が設けられる可能性が高い。そうなると、実質的な選択肢は「働き続ける」ことだけになる。
年齢とともに迫りくる身体の衰え
40代、50代の今、健康に多少の不調があっても働けている人が多いだろう。しかし、現実として、年齢とともに身体は確実に弱くなる。特に、貯金ゼロの状態では、経済的に自由な選択肢を持つことは難しい。身体と時間を「資本」として働き続ける以外の選択肢はなくなる。75歳まで、もしくはそれ以上働き続けることが現実的なシナリオだ。
健康への投資が唯一の希望
老後に向けたお金の投資に失敗したのなら、今度は健康への投資を成功させる必要がある。健康はお金と同じように、早期からの積み立てが重要だ。40代、50代のうちに健康を意識した生活を始めることが、長く働くための体力を確保する唯一の方法だ。
健康投資の基本は「運動」と「食事管理」
健康への投資はシンプルである。運動を習慣化し、食事管理を徹底することが基本だ。ジムに通う、ウォーキングをする、バランスの取れた食事を意識するなど、小さな積み重ねが未来の自分を救う。私は現在、筋肉量が多く、体脂肪率11％を維持している。見た目のためではなく、老後も自立した生活を送るための健康維持だ。
健康を損なうリスクを最小化する
肥満、運動不足、過剰な飲酒、喫煙は健康を損なうリスク要因だ。これらを放置すれば、身体が衰えたときに働くことができなくなる可能性が高まる。結果として、生活保護も利用できない状況に陥るかもしれない。自分の未来を守るために、健康を維持する努力を怠るべきではない。
最後に
就職氷河期世代の厳しい現実を前に、嘆いているだけでは何も変わらない。貯金ゼロの状態でも、健康への投資だけは今すぐに始めることができる。運動と食事管理を習慣化し、将来に備えた身体を作ることが、生き抜くための最善の選択だ。老後も働き続けるために必要な体力は、40代、50代の今から作らなければならない。
未来の自分のために、今こそ健康に投資を始める時だ。