「普通であること」は危険？資本主義社会で搾取される側にならないために

2025年2月14日 19:49

普通の生活を送ることは、一見問題ないように思える。しかし、それこそが資本主義社会において搾取される側である証拠なのだ。なぜ私たちは疑問を持たずに働き、消費し続けるのか。その仕組みと抜け出す方法を解説する。

資本主義は「搾取する側」と「される側」に分かれる

資本主義社会では、富を持つ者と持たざる者が分かれる構造がある。富を持つ者はさらに資本を増やし、持たざる者はそれを支える労働を提供する。この仕組みが成り立つためには、労働者が自らの状況に疑問を持たず、消費を続ける必要がある。

搾取する側とは、不動産、企業、メディア、投資家など、労働によらず資産を増やせる立場の者たちだ。一方で、搾取される側は、労働によってのみ収入を得る人々であり、得た給料を住居費や生活費に充てることで、資本家たちに利益をもたらしている。

普通の人の生活を見てみよう。

・給料日に振り込まれたお金を、家賃、光熱費、通信費で消費する
・食事はスーパーやコンビニで購入し、企業が設定した価格で支払う
・休日は都市やショッピングモールに出かけ、外食や買い物でさらに出費する
・月末には貯金がほとんどなく、また給料日を待つ

このライフサイクルを延々と繰り返し、一生を終える人がほとんどだ。これが「普通」であるがゆえに、誰も疑問を持たない。しかし、この生活の裏には、意図的な仕組みが存在する。

搾取する側にとって最も恐れることは、大勢の人々が疑問を持ち、消費行動を変えることだ。もしも多くの人が「このままではダメだ」と考え始め、節約や投資に目を向けたらどうなるか？企業の利益は減少し、資本家の資産も減るだろう。

だからこそ、メディアやエンタメを活用して、人々の思考をそらす仕組みが作られている。具体的には、次のような手法がある。

・ゴシップニュースで芸能人のスキャンダルに目を向けさせる
・テレビやSNSで消費を煽る情報を流し続ける
・学校教育では「お金の稼ぎ方」ではなく、「会社員として生きる方法」しか教えない

こうして人々は、搾取の仕組みに気づくことなく、毎月の給料を消費し続けるのだ。

何も考えずに生きていれば、社会の仕組みの一部として消費し続け、老後に困窮し、静かに人生を終えることになる。搾取される側は「老後資金が足りない」と悩みながら働き続けるが、一方で搾取する側は不労所得を得ながら悠々自適な生活を送る。

そして、年金制度の破綻や物価高騰が進む中で、労働者はさらに厳しい状況に追い込まれる。何も知らないままでは、結局のところ最後まで搾取され続けるしかないのだ。

どうすればこのループから抜け出せるのか？答えはすでにインターネット上に無数に存在している。投資、副業、節約、資産運用など、お金に関する情報は簡単に手に入る時代だ。

・家賃を払い続けるのではなく、不動産投資を考える
・消費ばかりではなく、投資に回す割合を増やす
・時間を切り売りするのではなく、自動で収益が生まれる仕組みを作る

問題は情報がないことではなく、「知っていても実行しないこと」にある。ほとんどの人は、行動を変えずに今までと同じ生活を続ける。

搾取される側から抜け出すために、まずやるべきことは「普通であることは危険だ」と認識することだ。

・なぜ自分は毎月ギリギリの生活をしているのか？
・なぜお金が増えず、資本家だけが富を築いているのか？
・自分の生活を少しでも変える方法はないのか？

この問いを持ち、行動を変えれば、少しずつ搾取される側から抜け出すことができる。考え方を変え、知識を得ることで、社会の仕組みを逆手に取ることが可能なのだ。

最後に、この文章を読んで「まあ、自分は普通でいいや」と思ったなら、それこそが搾取の仕組みに組み込まれている証拠である。