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私が作った読み物

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簡単な小説などの読み物を追加していきます。 あまり難しい表現は多分しません。(出来ません)
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#短編小説

【短編ホラー】お稲荷様

前書き この短編はTwitterで募集した単語を基に作成されています。ご協力頂きました皆様、有難うございました! 使用させて頂いた単語はあとがきにあります 以下本編 私の家の近くの神社には、他の受け入れを許さない独特の雰囲気がある。 川のせせらぎだけが聴こえるとても静かな神社なのだが、普段の参拝者はほとんどいないのではないだろうか。  神様を祀っているのに大変申し訳ない感想ではあるけれど、神々しさとは無縁の不気味としか表現出来ない場所だ。  まず御神木が柳である事からして

【短編ホラー】夜の海にて

 夜の海には引き込まれるような魅力がある。月明かりしか頼る光がないにもかかわらず、海の姿は何故かはっきり見ることが出来るのが不思議だ。  街中とは明かりの質が違うのかもしれない。さざなみの音に囲まれながら、私はぼーっと海を見ている。 「肝試しに行こうぜ!」  悟からいきなり電話が来たのが二時間前だ。夜中の十時。仮にも女の子を誘う動機に肝試しとは、正気の沙汰とは思えない。 「あんた、そういう所だと思うよ」  心の底から出すことが出来た、『呆れてますよ?』という感じの声で私

【短編ホラー】祭りの終わり

前書き  この短編は以下の短編にリンクしているので、もしかすると読んで頂いた方が分かりやすいかも知れません。 【短編ホラー】お稲荷様 【短編ホラー】夜の海にて 以下本編  私が終わらせなければならない。  あれから幾星霜。悠久とも思える修練の日々を私は過ごしてきた。  自身の掌を見ると、深く刻まれた皺と分厚い手の皮がそこある。  十分な修練を積んできたつもりだが、成功を確信するに至る程の自信は遂に得られなかった。  だが、時間がもうあまり残されていない。私は天を仰いで