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前書き この短編はTwitterで募集した単語を基に作成されています。ご協力頂きました皆様、有難うございました! 使用させて頂いた単語はあとがきにあります 以下本編 私の家の近くの神社には、他の受け入れを許さない独特の雰囲気がある。 川のせせらぎだけが聴こえるとても静かな神社なのだが、普段の参拝者はほとんどいないのではないだろうか。 神様を祀っているのに大変申し訳ない感想ではあるけれど、神々しさとは無縁の不気味としか表現出来ない場所だ。 まず御神木が柳である事からして
夜の海には引き込まれるような魅力がある。月明かりしか頼る光がないにもかかわらず、海の姿は何故かはっきり見ることが出来るのが不思議だ。 街中とは明かりの質が違うのかもしれない。さざなみの音に囲まれながら、私はぼーっと海を見ている。 「肝試しに行こうぜ!」 悟からいきなり電話が来たのが二時間前だ。夜中の十時。仮にも女の子を誘う動機に肝試しとは、正気の沙汰とは思えない。 「あんた、そういう所だと思うよ」 心の底から出すことが出来た、『呆れてますよ?』という感じの声で私