よりよい新卒1年目を過ごすためのヒント【2024年振り返り】
2024年12月現在、私は『新卒1年目』という貴重な期間をあと3ヶ月で終えようとしています。この1年を振り返り、自分自身やこれから新卒1年目を迎える方々に少しでも役立つ内容を共有したいと思い、このnoteを書くことにしました。
2024年の私をつくったマインドと言葉
「できないことに目を向けすぎず、今あるもので最善を考える」
新卒1年目では、想像通りにいかないことや悔しさを感じる場面も多くありました。ある日、焦りが相手に伝わったのか、こんなフィードバックをもらいました。
実はわたしは特にネガティブなことは比較的寝たらすぐに記憶から手放す人間なのですが、そのFBが印象的で、反省や自分の課題を見つけても対策を立ててアクションを洗い出し、実行までを徹底することで、できないことに目を向けすぎることをやめました。
その結果、できないことやうまくいかないことがあっても自分とうまく付き合いができ、さらには(今の自分でどこまでできるか?自分にできないことはこの部分が得意な〇〇さんを頼ってみよう)などと、少し広い視野を持って最善を検討でき、とても快適に過ごせるようになった印象です。
「短期的な結果を求めず、長期的な結果をめざす」
私は以前まで、目標を立てる際は2-3ヶ月スパンで考えることが多く「2ヶ月後までに-5kg目指そう」「3ヶ月後までに〇〇の勉強を終わらせよう」などと計画を行っていました。
しかし、この考え方で成功するのは比較的難易度の低い目標ばかりで、自分にとって少し難しい目標はなかなか達成させることができていませんでした。(意思の弱さが主な原因です)
そんな私が25歳の誕生日を迎えた日に決意したのが以下の目標です。
結果、今日で半年ほどが経ちますが、なんとジムの継続と学習の習慣化に成功🎉(これまでの目標と違いがあるとすればそれは期間の違いだけです)
これまでのわたしは、なかなかすぐに出ない結果にやる気をなくしたり、短期的にやり遂げても習慣化がうまくいかずに数ヶ月後にはなかったことになっていたりしましたが、短期的な結果を求めるような取り組み方をやめ、長期的な結果を生み出せるような習慣化や努力の方向にシフトしたことは自分にとって大きな転機でした。
「3割挑戦、2割情熱」
わたしは新卒研修後、配属時にこんなコメントをもらいました。
私はこの言葉がとても印象的で、前述した長期的な学習の習慣づくりもはじまりはこの言葉だったと思います。
言葉の背景にとても共感しつつ、しかし同時にがむしゃらにチャレンジングなアクションを続けることは、心理的負荷が高く持続性に欠けることに気づきました。(パニックゾーンに入りやすい)
そこで新卒期間を9ヶ月ほど過ごした私が見つけた最適解が 「3割挑戦、2割情熱」です。
上記とあわせ、残りの5割はその他の取り組み(すでに経験があるが継続して取り組むもの、習慣化しているものなど)とバランスを取ってみると安定してストレッチゾーンにいつつ、モチベーションを維持しやすいことに気付きました。もちろん個人差はあると思いますが、成長もしたいし、でも自分の好きなことをして毎日楽しく働きたい欲張りな私にとってベストなバランスだと思います。
2024年だれかに共有したいTips
「タスクは4章限+αで考える」
ある日、タスク管理に困っていたとき、先輩に基本的なタスクマトリックスの概念で管理を行いつつ、*タスク管理をしないタスクを取り入れる方法について教えてもらいました。
(タスク管理をしないタスク:管理ツールに登録せずにその場ですぐに終わらせるタスク)
しかし、わたしはすぐに対応しようと思い取り組んでも、最中に連絡がきたりすると意識がそちらへいってしまい、進めていたことを忘れてしまうへっぽこな脳みその自覚があったので、アドバイスを参考にしながら以下のようなスタイルで運用してみました。
(+α:ワンアクションで終わり、個人で完結するタスク)
基本的に管理ツールで管理を行うタスクは複数アクション必要だったり、自分以外の誰かが関係しているなど、少し複雑なものがメインで管理されている印象だったので、それ以外のものをわたしは常時開いているgoogleカレンダーに登録し管理を行いました。
結果、記憶にとどめなければいけないタスクがたったの数分、たったの1つも存在しない状態になり、細かいタスクの抜け漏れを起こさず快適に働くことができています。
「相手目線のコミュニケーションを心がける」
新卒にとってわからないことを誰かに確認するための連絡を非同期で行う機会は多いと思います。私の場合はPDMやエンジニアなど、他職種のメンバー宛の連絡時になるべく一度で「確認したいこと・背景や意図」を伝え、相手のコミュニケーションコストをなるべく減らすための工夫を心がけていました。
もしslackなどを使っていれば、上記の画像のようにカテゴライズと内容の表現を分けると、相手にとって(文字だらけで読みたくないな・・)と心理的負荷を少しでも軽減させるコミュニケーションになるのではないでしょうか…?
「内省することは自分を俯瞰的にみること」
わたしは配属後から1週間を下記のように過ごしてきました。
これは自分にとって、よりよい働き方のサイクル作りや(小さなPJだろうと)自身の成長をめざした思考力強化などを目的としていましたが、これが想像以上に効果が大きく、入社前後で気づけなかった強みや思考の特徴を見つけたり、PJの進め方に対する課題やネクストアクションを整理する機会になったので、約半年継続する中で多くの成長に繋がった印象です。
ただ、この取り組みについてはトレーナーの存在も非常に大きく、毎回週報や日報に対し振り返りを時間をとって確認し、FBやコメントをくださったので、私自身もこの取り組みを継続するモチベーションの維持とより広い視点での気づきや学びを得ることができました。
【番外編】
「日記は振り返るときにたのしみがある」
私はこれまで何度か日記を習慣化しようとして失敗しているのですが、日記を継続的に書いている友人や先輩が、日記の魅力を以下のように語っていました。
たしかにもっともだろうなと思いつつ、日記を書くその瞬間わたしは「無」になりがちで、アクションに対するわかりやすい報酬を求める性格ゆえにその素敵なコメントを聞いてもなお、日記を習慣化することができませんでした。
しかし、ある日ふと日記APPを開き、なんとなく眺めてみると、ただの一言コメントや、写真に一言添えただけの日記がとてもエモーショナルに思え、見ていてとても楽しかったんです。これは私が学生時代に研究していた回想法という概念と関係があると推察しているのですが、このことに気づいた私は日記をかくモチベーションが「今何かを得ること → 未来の自分への贈り物」として認識の変化が起きました。
「目的と手段のちがいを見分ける」
よく耳にするワードでもある気がしますが、恥ずかしながら私はこの意味を最近やっと理解できてきたように思います。
とあるPJの中でOOUIの整理を行っていた時に、私はチームでOOUIを整理するためのたたきをAIに頼んでアウトプットしたものをチームに持っていきましたが、AIのアウトプットになってしまっていたため、自分の言葉でうまく説明ができず、チームでの議論を停滞させてしまうということがありました。
その時の私は「AIを使って持っていったことがよくなかった」と思いましたが、本来たたきはチームでの議論のベースをつくる目的だったはずなので、AIを使って持っていった(手段)ことがよくなかったのではなく議論のベースになるものを持っていけなかった(目的を果たせなかった)ことがよくなかったのだと気付きました。
最後までご覧いただきありがとうございます。
新卒1年目って本当に些細な気づきや日々の学び一つ一つが宝物だと強く感じた2024年でした。
来年の抱負などはまた別の機会に述べつつ、残り3ヶ月間も1日1日を大切に、丁寧に自分に向き合いながら過ごしていきたいと思います。