日本写真史PART.2 戦後 写真集を作る思考法 vol.6
前回の日本写真史では1850年あたりに写真が伝来し、戦前の主な新興写真の勃興までを語った。光画時代の後はご存知のように太平洋戦争に突入していくわけだが、1940年あたりまで写真界隈の動きは結構活発だったのであります。
■アサヒグラフの登場
日本初のグラフ誌は創刊1923年と歴史が古く、前半で語った雑誌「光画」などに影響を与えたことは想像に難くない。国際化を目指す日本としてはニューヨークを拠点としていた「Daily News」などを参考に、写真新聞という新しいジャンルを開拓していくことは急務であったのだ。
ここから先は
1,699字
/
9画像
この記事のみ
¥
600
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?