蘇る感覚 - あの時は写真家だった
今日はたくさん歩いたせいか、懐かしい記憶が蘇ってきた。
高校一年生くらいの時だったと思う。たまに予備校をさぼっては、名前も分からない街を一人彷徨っていた、ひたすら目的もなく。当時は写真もやっていなかったので、ただただ歩くのみである。目的もなく歩いているうちに、自分がどこにいるのかさえ分からなくなり、ゲームセンターで所持金の大半を使ってしまい、残ったのは缶ジュースが買える100円だけがポケットに入っている事もしばしだった。昼間ならともかく、夜の街というのは一回迷ってしまうとス