(2024年9月29日追記)誤字脱字やリンク切れの修正等を行いました。公開時とは内容が異なる箇所があります。ご了承ください。
X(Twitter)で話題になっていた、「虐待を受けている男の子が子ども食堂を使わせてもらえなかった」というブログを紹介します。
赤の他人の男が損をするのを願うのが女という性か
X(Twitter)でも似たような話が出ていますね。
ABEMAでも取り上げられていますね。
父子家庭の冷遇については、少し古いですが論文もあります。
全世界で男性・男子への福祉が奪われている
困窮した男性・男子を救う支援は乏しいです。
日本の事例
例えば、名古屋市は新型コロナによる困窮支援として、女子学生を対象に、生理用品と食料の配布を始めました。生理用品だけでなく、食料も女子限定です(そもそも、生理の貧困に対する支援という形)。
他にも大小さまざまなケースがあります。
DV被害男性の支援進まず シェルター確保、11道府県
また、支援や福祉にアクセスできても、相手が女性や女子と同じように扱ってもらえない事もあります。
以下は、母親から強姦されている少年が女性相談員に相談するも、相談員が警察や児相への通報を怠った事例です。
(※報じた朝日新聞もそれを問題と思っていないので、その点に関しては触れられていません)。
SNSの匿名アカウントから大手メディアまで、様々な事例が記されています。
こうした男性や男子の困窮・差別について、より多くの人やメディアが声を上げるべきだと思います。匿名ブログでも黙っているよりマシです。
しかし、男性の困窮に言及すると、さまざまなクレームや攻撃にさらされるので、なかなか難しいでしょう。
過去には、NPO法人虐待どっとネットの代表理事を務める中村舞斗氏が「男子が使えるシェルターがない」という意見をTwitterで述べたら、フェミニストらに叩かれました。
「男子が使えるシェルターが少ない」という意見に対しフェミニストらが「女性蔑視」だと攻撃
まいと@虐待どっとネット「各都道府県に男女共に受け入れできる子どもシェルターが整備されることが理想よなぁ」→ツイフェミが殺到 - Togetter
最近の事例だと、ジャニーズ事件について声を上げていた元ジャニーズの男性に対する誹謗中傷などがありますね。
同じく元ジャニーズのカウアン・オカモト氏は母親まで誹謗中傷されたと述べています。
声を上げた男性への憎悪は凄まじいものがあります。
老若男女問わず、"弱い男"を認めないマチズモ的な価値観が強いのでしょう。
ホストで豪遊しただけで弱者として支援される女性とは対照的です。
海外の事例
男性・男子だけが支援や福祉の対象にならないのは海外でも同様です。
男性・男子というだけでも支援や福祉の対象外になりやすい訳ですが、そこに"白人"という属性まで加わると絶望的です。
女性と同等の権利を求める男性たち
男性の支援や福祉は世界中で奪われ続けています。
もっとも、最初から支援や福祉が無い訳ですから、「女性や女子と同様の支援が最初から存在しない。作ろうとしてもフェミニスト等にしばしば反対・妨害される」と言った方が正確かもしれません。
しかし、男性もただ奪われているだけではありません。
米国の男性は懸命に、女性と同等の権利を獲得しようと闘っています。
また、米国で新党「フォワード党」を立ち上げたアジア系男性のアンドリュー・ヤン氏は、ワシントン・ポストで男性の困窮を訴えています。
日本ではまだこうした主張は見られません。
むしろ、女性向けの支援や福祉が増えていくだけです。
しかし、日本の政治は米国より遅れているものです。止まっている訳ではありません。
例えば性暴力被害。
かつて、日本では法律上、強姦の被害者は女性に限っていました。
しかし、110年の時を経て、2017年に男性も強姦の被害者として認められるようになりました。
我々の世代では無理でも、100年後、200年後には男性が女性と同様の福祉や支援を得られる日が来るかもしれません。