私が受講した公共職業訓練
こんにちは。奈良県香芝市の社労士、宮永香織です。
今回は、以前の自己紹介で少し触れた、私が社労士を志すきっかけとなった、公共職業訓練について紹介したいと思います。
公共職業訓練とは
国及び都道府県が実施している職業訓練です。
大きく分けて、
・離職者向け…ハローワークの求職者、無料(テキスト代等は実費)
・在職者向け…在職労働者、有料
・学卒者向け…高等学校卒業者等、有料
・障害者向け…ハローワークの求職障害者、無料
があります。
私が受講したのは、離職者向けの「離職者訓練」です。
※以下、「離職者訓練」について述べていきます。
訓練内容
訓練内容は様々です。(事務系、技術系、医療系等)
訓練期間もコースにより異なります。
私が受講したのは、総務・経理について
座学…3か月
実践…2か月
のコースです。
私が受講した訓練について
かれこれ15年以上(!)前のことですが、失業中に過去のキャリアを振り返り、今後どうしたいか考えるきっかけになりました。
訓練後、無事再就職することができました。また、その後、紆余曲折があり、社労士を志すきっかけのひとつの経験となりました。
座学について
講義形式で、訓練生20名程のコースでした。若年層(概ね30歳以下)が対象で、同年代の経歴、職歴は様々で、刺激となりました。
総務の講義は開業社労士の先生が担当され、社労士の入門テキストを用いて授業されました。労働、社会保険の各法律の基本を学びました。この頃は自分が将来社労士になるとは思いもしませんでした…
経理の講義は簿記に精通されている先生が日商簿記2級のテキスト、問題集を用いて授業されました。この講義のおかげで訓練終了後に日商簿記2級を取得することができました。
また、講義の終盤に給与ソフト、会計ソフトを使った訓練も体験しました。
実践について
後半2か月は、企業に派遣され総務、経理に関する実務を体験しました。私の場合、丁度年末だったため年末調整業務も経験しました。
訓練を振り返り
失業中の孤独な期間、同年代の同志に出会えて心強かったです。
失業前から公共職業訓練の存在は知っていたのですが、基本手当(いわゆる失業保険)の初回失業認定のためハローワークへ行った時、丁度いいタイミングで募集がありました。
特に開業社労士の先生は、子育て中の女性の方でしたので、会社員として雇用される以外にも働く選択肢があることを知りました。
訓練受講を考えている方へ
住所地のハローワークで申込可能な訓練が確認できます。申込者多数の場合、定員があるため受講できない場合もあります。(逆に申込者が定員数に満たない場合は訓練中止することもあります)
また、基本手当の受給期間と公共職業訓練の期間によっては、訓練期間中に所定給付日数が終了しても、訓練が終了する日まで引き続き基本手当が支給されるほか、訓練受講に要する費用として、「受講手当」、「通所手当」等が支給される場合があります。
上記の各手当の詳細、また、公共職業訓練を受講する場合について、以下のリンクをご参照下さい。
なお、基本手当の延長、受講手当、通所手当等については、要件を満たすかハローワークで確認されることをお勧めします。
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