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いつまで続ける?木原事件。文春への憤り。

「いつまで続けるんだ、文春」と私は憤りを感じている。

6月25日、文藝春秋が『ホンボシ 木原事件と俺の捜査秘録』を出版した。著者は佐藤誠氏だ。彼は警視庁捜査一課殺人犯捜査第一係・元警部補で、2023年7月、木原誠二官房副長官(当時)の妻・X子さんの元夫“未解決怪死事件”をめぐり実名告発をしたのだった。

当時、実際にX子さんの取調べを担当した佐藤氏の告発には大きな反響を呼んだ。
私自身も事件の真相が気になり、毎回の記事を欠かさず読んでいた読者の一人である。

しかし、昨年末の再捜査の結果で、事件性が認められることはなかった。その結果を受け、私は記事を読むのをやめた。

ところが、それから半年以上経った今でも、文春の記事が止まない。挙げ句の果てには、ある本が出版されたというのだ。それが、冒頭で紹介した『ホンボシ 木原事件と俺の捜査秘録』である。私は、事件の鍵を握る新たな証拠が見つかったのかと期待し、一冊購入してみた。しかし読み進めていくと、すぐにその期待は裏切られたことがわかった。

そこに書かれていたのは、昨年の記事をなぞっただけの内容だったのだ。新しい情報は一切ない。

「いつまで続けるんだ、文春」

実際に私と同じ思いに駆られたXユーザーも少なくないようだ。

これ以上、証拠のない再掲載を続けるのは、さすがに人権侵害で訴えられてもおかしくない。そもそも、木原氏はこの事件には全く関係ない人物である。それにも関わらず、「木原事件」と呼ぶのはミスリードも甚だしい。

こういった記事が出るたびに、木原氏だけなく、木原氏の家族も心を痛めているのではないかと思うと、辛い気持ちになる。私は自社の記事や本の宣伝のためだけに、無実の人の心を傷つけている文春に対して、激しい憤りを覚えている。

文春には、今後一切、木原事件に関する記事を再掲載しないことを切に願う。

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