子どものSOSをなぜ見逃してしまうのか
10代の子どもが不登校になる、心の病気にかかってしまう、生きることを苦痛に感じてしまう。
これを聞いて、もし、我が子に起こってもどうってことないと思える方は少ないと思います。
他人事として聞いたとき、多くの方は「なぜ早く気づかなかったのか」と思われるでしょう。人の話として聞くと、「なぜ、そこでそういう行動を取ったのか」など、親の対応を冷静に分析することもできるでしょう。
ですが、もし、本当に当事者になったら、「本当に気づかなかった」「ある日突然、理由も分からずそうなった」「気付いたら大変なことになっていた」、つまり、最初から「子どもの心なんかどうでもいい」と育てた方はほとんどいない、ということが分かるでしょう。
気をつけているはず、子どもの心に寄り添い、理解したいと思っているはずなのに、なぜ、コトが起きてしまうのでしょうか。
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