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子どもの作品に手を加えてはいけない

園児クラス合同イベントで、「レッスンめくりカレンダー」を作った。毎週、レッスンごとにめくるカレンダー。

説明もほとんどしてないのに、3才から6才の子たちが、黙々と作品を仕上げていった。人のマネをする子もいない。道具は人数分そろってないのに、取り合いもない。道具の使い方でトラブルも起きない。誰のどんな作品も、からかって笑う子がいない。

仕上がった作品は、「その子そのもの」で、誰がどんな評価を下そうと、自分自身が一番、自分の作品を認めている。だから、どの子も、満足感に満ちた顔で、「見てみて。」って差し出してくる。子どもの、心の奥から沸き上がってくるものを形にした芸術だ。

一枚、一枚、めくっていると、それぞれのバランス感覚、色彩感覚などにこだわりがよく分かる。何も考えずに「楽しい」ってだけで作ったものではなく、おおげさかもしれないけれど、「命の作品」だ。

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中学生以降の子育てや、それに向けて考えておくべき教育方針などの記事が含まれており、今後も増えます。

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