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自分で自分を守る

2011/09/02の日記です。「家庭の子育て」と「教室の指導」について、保護者様にメールを書きました。


「自分で自分を守る」、いや、「自分が自分を守っていい」、「自分で自分を守らなきゃいけない」という概念は、教えないと身に付かない。

この平和な世の中、ボーッと過ごしていると、自分を守る場面ってそうそう出て来ない。

よく言われることは、「あなたは我慢して、お友だちを先に守ってあげなきゃだめよ。」ってことだ。命に関わらないから、こんな悠長なことが言ってられるんだと思う。いつの間にか、自分に対する「大切さ」が薄れていって、自分のことは、最後の最後に考えればいいって思ってしまう。

おもちゃの貸し借りだの、お菓子の交換だの、小さい話ならそれで済むけど、この価値観を植え付けられて大人になったら、「自分がそのまま存在することの重要さ」ということが、もう、いくら言っても通じない。

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中学生以降の子育てや、それに向けて考えておくべき教育方針などの記事が含まれており、今後も増えます。

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