中1と中2に高校入試をやらせてみたら、とんでもない感想が返ってきた
子どものための教育活動家、坪井佳織です。20年以上に渡り、2歳から18歳まで育つ子どもたちを見つめ続けてきました。
中学生たちが、高校受験のことを自分ごととして考えず、大人が言うことに翻弄されて目標もないままに勉強に振っていく様子を悲しく思っていました。それで、子どもたち本人に向けて、メッセージを書きました。
教室に来ている中学生には、何度も「自分ごととしてよく考えるんだよ」と伝えていました。それで、実際の受験と同じ時間割で過去の入試問題をやってみることにしました。
さまざまな考えがあり、高校入試の過去問は、中3の12月〜2月、受験のギリギリ前に行うのが一般的なようです。けれどわたしは、子どもたちのことをよく分かっているので、中1と中2の子にやらせることにしました。
保護者様にはこんなLINEを送りました。
入試問題をやってみる目的
体感する
まずは、実際の時間、同じことをやってみることで「体感する」ことが目的でした。
思ったより疲れるのか、意外と楽なのか。お腹が空くのか、眠いのか。
これはそれぞれの感想を持ったようでした。緊張の具合もそれぞれでした。それぞれだから、各自が体験するのがいちばんです。
スタートを実感する
中1と中2なので、まだやっていないこともいっぱいあります。受験勉強もまったくやっていません。
この時点で何の先入観もなく解いたところが、スタート地点になります。何もしてないのに、ある教科では8割くらい取れている子もいました。すると、この子は、全然できていない子と同じ量を同じように勉強する必要はなく、この子なりの対策をすればいいということになります。
そもそも、それ以上上げないといけないのかどうかは、どの高校に行くかによります。逆に、「これ以上勉強したくないので、今と同じ成績でも合格する高校に行く」もアリです。
それらを「自分で判断して決める」というところがポイントです。
終えてみた感想は・・・
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