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思い込み 思い違いは 常のこと 2

トランプは吠え、翁は笑う 歳は同じ79

 思い込み、思い違いによるトラブルが、最近増えて、我ながら心配になる。月曜日にクリニックに行ってみたら、予約は水曜日だった。夕飯の途中で、学生時代の友からの電話で、その日は同期会だった、と思い出した。

 図書館のカウンターで、「予約の本を取り来ました」、と伝えたら、「2点の予約はありますが、未だ用意できていません」、との返事。エッと驚き、もしかしてと、スマホを取り出し、図書館からのメールを確認。恐れた通り、『◯◯が貸出期限を過ぎていますので、返却下さい』、とある。図書館からメールは、『予約の本が用意できたので、図書館にお越し下さい』、だとの思い込みがあり、見出しだけ見て本文を読んでいなかった。

 こんなトラブルを、歳なんだからしょうがない、で済ませて良いのか。トランプは、同じ歳なのに、アメリカ大統領の職務を、エネルギッシュにこなしているではないか。いやいや、歳を取れば取るほど個人差が大きくなる、と言うではないか。そもそも、1国の大統領と比べること自体が、おこがましい。

 待てよ、トランプの世の常識を覆すような言動は、『大統領は、全能』、との思い込み、『アメリカ第1で、何が悪い」、との思い違いが、なせる技ではないのか。だとしたら、大変だぞ。医者や図書館職員に迷惑を掛けるくらいは、「あの爺さん、ボケてるわね」、で済む。しかし、アメリカ大統領ともなると、「ボケてる」、では済まされない。一挙手一投足に、世界は右往左往、とんでもない結果をもたらしかねない。

 トランプを自分と同列に引き摺り下ろして、溜飲を下げても、何の救いにもならない。自分のボケに、どう対処するか。今は、それが問題だ。スマホのリマインダーに予定を入力し、当日の朝、アラームが鳴るようにする。良い手のようだが、いちいち入力するのは、面倒で、後回しにしている内に、忘れそうだな〜。

(2025.02.15)

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