「40歳からは食べてはいけない病気になる食べ物」の纏め。
「炭水化物」
白米・小麦粉・砂糖のこと。カロリーはあってもビタミンやミネラルなどのまるで含まない。
ブドウ糖が細胞に取り込まれるにはクロムが必要。ないと血中にだぶつき糖尿病になる。
血糖値が急激に上がったときインスリンが分泌。インスリンで血糖値が下がると、血糖値を上げるためアドレナリン、ノルアドレナリンがでる。この作用が繰り返されると血糖値が乱高下し、感情のコントロールがきかなくなる。低血糖の症状は鬱の症状そっくり。
複合炭水化物をとらなくてはいけない。
それは、精製度の低い穀物や豆類、芋類。米なら玄米か、せいぜい三部づきまで。小麦粉なら全粒粉。豆もそのままの状態で加工されていないもの。
複合炭水化物の特徴は、消化の速度がゆっくり。吸収もゆっくり。結果的に、徐々に、緩やかに血糖値をあげることになり、また緩やかに下げていく。
精製度が低ければ、穀物や豆類が全粒の状態で持っているミネラルやビタミンなどの栄養素、そして食物繊維が損なわれずにたっぷり含まれたまま。食物繊維というのは、実は人間の消化酵素で分解できないタイプの炭水化物のこと。その働きのお陰で、小腸からのブドウ糖吸収が適度に抑制さら、血糖値の上がる速度が緩やかになり、しかも上がった状態をキープし、その後、緩やかに下げる理想的な形が実現される。
米も小麦も、精製されてなければ、クロムというミネラルがとれる。
ブドウ糖は、いつでもどれだけでも細胞に摂り込まれてよいわけではない。そのため、無尽蔵にブドウ糖が摂り込まれないように細胞にはドアのようなものがついている。そのドアの鍵を開けるのがクロムというミネラルの役目。
低炭水化物ダイエットは危険。
タンパク質からブドウ糖を作り出し、皮下脂肪が分解され始める。その時、肝臓にケトン体という物質ができる。体調が悪くなる。しかも、正常なサイクルを失う。タンパク質のとりすぎは癌の要因にもなる。
「砂糖」
WHO推奨の1日辺りの糖類の摂取量はせいぜい缶コーヒー1本分。ジュースはもっと多い。しかも、砂糖には薬物のように依存性がある可能性がある、果糖は飲んでよい。ビタミンCが不足すると脳が糖分を要求する。果物で欲求はおさまる。
砂糖はクロムを浪費する。
カロリー0の恐怖
人工甘味料はダメ。私たちが食べ物を食べるとき、もっとも大事なのは、消化・分解・吸収・代謝・排泄というプロセス。
人工甘味料であるスクラロース・アセスルファムKといったものは、消化されず臓器に蓄積される。アステルパームは分解の過程でメチルアルコール(劇物指定)が発生する。果糖コーンシロップ(異性化糖・果糖ブドウ糖液糖・ブドウ糖果糖液糖)もほとんど同じもの。ほとんどが遺伝子組み換えだし、劇的に血糖値を上昇させている疑いがある。体内で大量の活性酸素を発生させる要因。
「油」
とってはいけない物質の代表的な例がトランス脂肪酸で、オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は必須脂肪酸。
トランス脂肪酸というのは、不飽和の植物油を工業的に操作(無理やり圧力をかけて水素分子を添加)して固形にしたもの。
トランス脂肪酸をとると、ブドウ糖を細胞に摂り込む働きが(クロムで説明)うまく行かない。また、健全な体を維持するために必要な体内調整物質が体で作られるのを阻害する。
身体に必須の油は、オメガ3とオメガ6の2種類。1対4で摂るとよい。このバランスが崩れると、身体は油を欲する。現代の食生活ではどうしてもオメガ3が不足しがち。亜麻仁油やえごま油などオメガ3を多く含む油を心がけて摂るようにし、菜種油、コーン油、紅花油といったオメガ6を多く含む油の摂取を控えるようにするとよい。オメガ9は積極的に摂っておきたいが、摂取量についてはあまり考えなくてもよいのではないだろうか。バターやラードなどの動物由来の油「不飽和脂肪酸(室温で固形・半固形のもの)」は控えたい油。
オメガ3は最も酸化しやすい。古くなった魚独特の嫌な匂いは、酸化した魚の匂い。実は「酸化した油」は体にとっては猛毒。反応として嘔吐や下痢。70℃を越えると酸化。加熱には向いていない。次に酸化しやすいのはオメガ6で、170℃で急激に酸化。だから、根本的に揚げ物には問題がある。加熱調理はオリー油、ごま油は香り付け程度に使用推奨。
加齢臭は過酸化脂質が原因。
「塩」
塩を摂ると高血圧になるはデマ。
イギリスの医学誌「ランセット」に1998年に発表された論文に、食塩の摂取量と死亡率の関係を考察したものがある。
それによると、男性、女性を別々に、食塩摂取量の少ない順に4つのグループに分けて死亡率を見るのだが、食塩摂取量が最も多いグループの死亡率が最も低く、食塩摂取量が最も少ないグループの死亡率が最も高い、という結果がでた。
「塩の質」が問題。工業的な製法で作られた塩は、海水中の塩素イオンとナトリウムだけを抽出するため、純度が99%以上と高く、天然塩に含まれているような他のミネラル分のほとんどない偏った塩になっている。ペアを組む相手のミネラルがちょうどいいバランスで摂れていないと、身体のなかで悪さして血圧があがる。しかも、ナトリウムとバランスをとるミネラルが欲しいという信号を発信。塩が食べたい、塩辛いものが食べたいとなる。自然塩をとるとその欲求はおさまる。
自然塩には岩塩と海塩がある。日本人には基本的に海塩が向いている。岩塩は塩化ナトリウム以外のミネラルは、海塩に比べて少ない。地下水にしみだしている。そうしたミネラルをたっぷり含んだ地下水が、ヨーロッパなどのミネラルウォーター(硬水)。野菜もミネラルをたっぷり含んでいる。日本人は、古来、海塩でミネラルを補う、という食べ方が伝えられてきた。だから、日本人には岩塩より海塩が必要。
「化学調味料」
グルタミン酸ナトリウム(アミノ酸等)なども摂りたくない。
あタンパク質加水分解物というアミノ酸混合物もダメ。
食肉・大型魚の食えないところの残渣や、大豆や菜類など油をとったあとの残渣に塩酸を使って加水分解したもの。身体に悪い。
ポリリン酸ナトリウム・フィチン酸といった添加物は亜鉛が不足する原因でダメ。
「食品添加物」
コンビニ弁当などの工業製品化された加工食品には、大量生産し、安く提供するため、食品添加物などの、化学物質が入っている。控えたい。
コンビニのサラダも工業製品。
野菜を消毒液につけ、その臭いを消すために、長時間水洗いしている。その際、水溶性の栄養素は殆んど流れでる。また、萎れると復活させるために化学物質を使う。
「亜鉛・クロム・鉄」
不足になりがち。
亜鉛は味覚を正常に保つ・生殖機能にも関わっている。不足すると、鬱によくにた症状になる。
クロムを多く含む食品
精製してない穀類、豆類。アサリ、ハマグリ、カキ、ホタテ、エビ、イワシなどの魚介類。ひじきをはじめとする海藻類。きのこ類。ブロッコリー、芽キャベツ、さつまいも、りんご、梨、プルーンなど。
亜鉛を多く含む食品
精製してない穀類、豆類。蕎麦、胡麻、茶、カシューナッツ、アーモンドなどの、ナッツ類。突出して多く含んでいるのは、カキ、ニシン。
どちらも豊富に含んでいるのが、精製してない穀類、豆類。この2つを食事の中心に据えるのがよい。
サプリによる過剰摂取はリスクが大きい。
脱毛、筋肉の痙攣、下痢、関節痛などの症状(上限は研究・調査不十分)。
果物にはケルセチンという身体にいい物質が含まれる。
細胞の劣化を抑える働きがあるためと考えられている。果物は、例えば動物性タンパク質と一緒に食べてしまうと、2時間も3時間も胃のなかに留まり胃酸の効果を薄める。空腹時にとるのがよい。
「サプリメント」
自然界の植物のなかには、まだ分析できていないようなレベルの未発見の物質も含まれている。それが身体に少なからぬ栄養を与えていることは事実。このような未発見の物質はサプリメントにはならない。
過剰摂取
よく、水溶性のビタミンは尿として排泄されるから過剰に摂ってもよいという人がいるが、そんなことはあり得ない。尿にするまでだって身体には大変な負荷。
セロリやレタスに多く含まれるセレンは、抗癌作用としての作用がかるが、多すぎると発がん物質。
鉄分は体内で活性酸素を、作り出すプロセスに関与しているのではないかと言われている。作られた活性酸素が、癌を作るといわれている発がん物質。また、ウィルスや病原体バクテリアの栄養素で、感染病の時に摂るとよくない。
「捕捉」
精製しない穀類と豆類を食べ合わせるだけで、身体を作るもとであるタンパク質を生成するのに欠かせない「必須アミノ酸」9種類を、網羅的に過不足なくとることができる。
お勧めは、穀物と豆類を2対1の割合で食べ合わせること。
味噌汁には、昆布を小さく切っていれてそのまま具材にすればいい。鰹節だって同じ。科学的なもので代用する必要性はどこにもない。
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