AI時代になくならない、最強の仕事を教える
AIでほとんどの仕事がなくなると騒がれている昨今。
自分の仕事は全く減っている気がしない。
朝起きたら朝食を作ってプランターに水をやり、ゴミを捨てて洗濯物を干し、掃除機をかける。
子どものスケジュールを調整し、やるべきことをリマインドして送迎して、食材の買い出しを行い、部屋を片付け、風呂を掃除する。
夕食を準備し、宿題につきあい、子どもの歯磨きをしてドライヤーで髪を乾かし、寝かしつけ、また散らかった部屋を片付ける。
おい、ちょっとAIよ。ちっとも仕事がなくならないじゃないか。
有識者のみなさんも生き残る仕事の少なさに嘆いているけど、毎日のようにその世話になっていながら、その存在を忘れている仕事がある。
AI時代でもなくならない仕事がなんだって?
…主婦(夫)だよ!!
今後に及んで金銭を得る手段でないものを仕事でないとは言わせない。
主婦は、社会で欠くことのできない、むしろ社会の基盤そのものと言っていいほどにこの仕組みを支えている重要な仕事である。
価値を生み出し、価値を維持し、価値を循環させ、価値を継承する。
このクリエイティブな仕事が、便利な家電が行き渡ってもなお、消滅の危機にさらされていないことは、すでに時代が証明している。
一つの作業時間が短縮されたことで、むしろ人間にしかできない仕事は増してきているとすら感じる。
当事者としては、少しは消滅の危機にさらされてほしいくらいだ。
ぜひ、AIに仕事をさっそく奪われた皆さんには、主婦の仕事に加勢してほしい。
と、朝イチで納豆を吐いた子どもを休ませながら、もう一人の子に朝食を食べさせつつ、洗濯物を干してやる。
どうだ、AIにはこんなマルチタスクはできまい。くすん。
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自分の書く文章をきっかけに、あらゆる物や事と交換できる道具が動くのって、なんでこんなに感動するのだろう。その数字より、そのこと自体に、心が震えます。