★ タッチプレー改革 経過報告と要改善事項➀(改) (2021.5.24 Posted)

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昨年来狂ったようにタッチプレーを取り上げてきましたが、この1年の間に実際に多くのチームで導入されたようです。特に二塁盗塁に限ればNPB球団だけでなく、アマでも複数のチームから実装したとの報告を受けています。私自身も1年間モニタリングさせて頂いたお陰で多くの情報を集めることができました。総論としては①「タッチを変えたおかげでアウトにできた数」が②「タッチを変えたせいでセーフになった数」を上回ったように見え、一定の成果をあげているという認識です。ただし②のエラー動作もないわけではありません。新たな試みをする際はサンプルを集める過程で随時検証を行い、エラーを見つける度に軌道修正することが不可欠です。今回は経過報告として現状考え得る修正ポイントを列挙していきますので、さらに練度を上げて頂ければと思います。(※「左右」は捕手から見た視点とする)

●二塁盗塁
1.前に出て、前に追いかけるな
(送球が一塁側に逸れた際の)「前に出て後ろにはたく」タッチはボールの勢いを利用するのが基本なので、肝は「いかに送球を呼び込めるか」です。前に位置取った上でボールを前に迎えに行ってしまう選手を見かけますが、これではむしろ逆効果、従来忌避されてきた「追いタッチ」のデメリットそのものです。では呼び込むために必要なものは何か?実際に行われている工夫をいくつか紹介します。

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