ZOOMを利用したリモート演劇(信長のリモート)に参加して考えたこと
20日、21日に行われたZoomを使ったリモート演劇「信長のリモート」に出演しました。京都の「笑の内閣」という知る人ぞ知る時事ネタ政治ネタ満載劇団で。前代表、現脚本演出の高間響さんの演劇にとどまらない様々な動きが話題だったりもします。
この記事はこの芝居についてくわしく書くものではありませんが、一応どんなものか知ってもらうためにいろいろリンクはっておきます。七月六日までご視聴できます。私月亭太遊が出演しているのはシナリオ2ですが、1,2両方ともご覧になることをオススメいたします。コメディとしてもおもしろいし、信長の野望が好きな歴史ファンは必見。歴史知らなくても、これからのエンタメがどうなるのかということを考えてる方は、宮台さんと高間さんの対談を少し見てから、これを見ると、何らかの答えにたどり着くのではないかと思います。
●シナリオ1
6月20日(土)20時頃より配信した「本能寺のzoom」の録画映像を販売中です。
7月5日(日)までご視聴いただけます。
※お支払いにはクレジットカード・Amazon Pay・ネット銀行がご利用いただけます。
https://twitcasting.tv/hibiki_takama/shopcart/10564
●シナリオ2
6月21日(日)20時より配信予定のシナリオ2「麒麟がこぬ」録画映像は、予約販売を受付中です。
明日6月22日(月)正午から7月6日(月)までご視聴いただけます。
※生配信ではございません。ご了承ください。
※本日中のみ、コンビニ決済がご利用いただけます。
https://twitcasting.tv/hibiki_takama/shopcart/10565
脚本高間響さんと社会学者の宮台真司さんとの対談【無料公開中】https://youtu.be/eMIak241kIs (個人的にすごく有意義なトークをされていると思います。後半は高間さん個人の話に寄っていきますがそれはそれで響く人も多いかと思います。)
noteでパンフレットも販売しております。相当充実の内容ですので、読み物としても最高ですよ。https://note.com/warainonaikaku/n/n0ab598b4e49a
さて、ここからが本題です
僕は本当にこの芝居に関われてよかったなと思いました。落語というジャンルの中でZoomで出来ることというのは、そのまま落語を映すっていうことのみになると思いますが、大人数が関わって作り上げられた、この演劇(しかも時代劇)はリモートならではのアイデアがふんだんにつまっていました。
Zoomならではのアイデアがこれだけ実現できるということは、間違いなくZOOMが新しい文化として根付く可能性を示唆してるとも言えますが、その反面、生の舞台でないとダメな部分が確実に存在するなと実感しました。
僕が注目したいのは生の臨場感とかよりも、その舞台上、客席、そしてそれに関わる移動などにおける一回性です。そこに集まることの大切さがどうしてもあるなと思いました。たとえば打ち上げでもそうです。打ち上げもZOOMで行われたのですが、なかなかZOOMでは喋るタイミングをつかむのがむずかしく、直接感謝の気持ちや、すごく芝居よかったですと他の役者さんに伝えたくても難しかったです。(ZOOM有料会員になるとその辺の問題を補うために役立つ機能を仕えたりしますが。例えば大人数をシャッフルして部屋分けする機能。これは普通におもしろく感じましたw)
それでまぁ一番伝えたいのは、ネットを介した瞬間に舞台上の出来事は、その場のまつりから、情報になり、本来の良さを失った形で皆さんの元に届くのは間違いありません。(信長のリモートの場合はリモート用に作られたコメディですので楽しめますが)
この二ヵ月、個人では毎日新作落語をつくり動画としてアップする。リモート演劇の客演として自宅でZOOMをつかって芝居をする。この二つのことをためして、また他の方の表現をみて自分がすすむべき方向を確認できました。
正直これから動画や配信をやっていこうかと考えておりましたが、これから僕は生で芸を披露する場を作り続けるということに、全振りすることにします。大きい会場を借りてというよりも、ウイルスの動きを観ながら、自分の動くタイミングや会場設営も工夫しながらリアルの現場を作っていこうと思います。他の記事にも書いておりますが、僕にはリアカー式高座デパンダンス号という手もありますし、幸い落語というのはどんな場所でも出来ます。(もちろん野外でも)小規模、少人数でもできる落語だからこそ生の舞台を真っ先に始められると思うし、そのあと演劇や音楽や、その他イベントライブにつなげていけるのではと思うので、いろいろ気を付けながら、自分ひとりで初めていこうと思います。
根本の考え方としては「来てもらうのではなく、こちらから行く」。ということでやっていきます。少しでもあかんと思ったらすぐに中止・延期をためらいなくできるというのも大事にしていきたいと思います。なので投げ銭の会も増えるでしょうね。とにかく場に来てもらう、そして集まって楽しんでもらうという芸の本来のあり方に戻れるチャンスであるとも考えています。
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信長のリモートもぜひ見てくださいね!本当に歴史的な出来事だったと思います。
YouTubの、、これでも語ってみました。【丸坊主にしました】『リモート演劇「信長のリモート」に出演して感じたこと』(流浪男~ルーローメン~) https://youtu.be/78ebc8_db18^_^
読んでいただきありがとうございました。
落語家(&北条氏政役) 月亭太遊(つきていたいゆう)
新作落語を創って発表しています。サポートいただけると嬉しいです。作品に活かすための資料の購入費などにつかわせてもらいます。ありがとうございます。