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猫さま、素晴らしい機転でトイレピンチを乗り切る
一昨日深夜、トイレに行く私に付いて玄関に居たのんちゃんに気づかず、閉じ込めたまま寝てしまった。
翌朝、「ごめんねー、気づかなかったんよー。ごめんごめん」と謝る私に、のんちゃんはやさしく「にゃー」と答えた。さしずめ、「おかあさん、何回目? 気をつけてよー。寂しかったよー」って感じだろうか。
そのまま何事もなかったかのように、通常運転に戻れるはずだった。
がー。
昼を過ぎた頃から玄関がなんか臭
濁流にのまれる自分を覚悟した夜。「死」は他人事でなくなった。
朝、目が覚める。ベッドから起き上がる。おなかを空かせた猫たちが、朝ごはんを催促して一斉に鳴き始める。「わかったわかった」と言いながら玄関に向かい、ドアを開けて郵便受けから新聞を取り出す。そして目にする、死者の数を報じた一面のトップ見出し。また、増えている。気持ちが沈む。心が立ち往生して、しばらく動くことができない。
あの日、岡山はありえない豪雨にさらされた。「ありえない」。ほんとうに。それが全県
はじめてのおともだち(下)
30年かけて熟成されたコミュニティに、新参者として加わって1年。人見知りの56歳おんな一人世帯へ、猫を見るためにやってきた小学2年生の“かほちゃん”。
猫ハウスに足を踏み入れるなり、「靴を脱げるの、いいねー。きもちいい」と、レンガタイルの床を気に入った様子で興味津々。方や猫たちは、案の定、子どものハイテンションに驚き、最大級の警戒レベルで一番高い見晴らし台に駆け上がり、引き気味にふたりを観察して
初めてのおともだち(上)
ともだちの少ないわたしに、最近、新しくともだちができた。
かほちゃん、小学校2年生。週1ぐらいで遊びに来る。かなりの仲だ。
もちろん、最年少のともだちだ。
引っ越してちょうど1年。ウチは郊外の住宅団地の一角にある。30数年前に造成された団地で、20数軒のほとんどは当時から住んでいる人たち。空き家となって売り出された区画には、ここで育った子どもが大人になり所帯を持って新たな住人になっている。だから
猫ハウスはワンダーランド
うちにあって、よその家にまずないもの。
あったらいいなとは思っても、そこまでして作らないもの。
それが、わが家の猫ハウスだ。
住宅メーカーの広告風に紹介すると
こんなふうになる。
リビングルームの南側に設けた、広さ4帖半ほどのテラス。
四隅を鉄骨の柱が支える頑丈な造り。
天井と側面には木組みを施し、ナチュラルな美しさを表現しました。
南側は隣家との目隠しを兼ねた板張りとキャットステップを設置
とにかく愛があふれてる
わが家の家族構成。
人間1(♀)、中型犬1(♂)、猫4(♀1・♂3)。住民票では一人暮らしだが、実情は親と子・子・子・子。むしろ大家族だ(ちなみに人間の子ども2人は成人して独立)。
子を年齢順に紹介すると、筆頭はボーダーコリーのピノ(12歳男子)。人間の老若男女、犬猫大小みんな大好き、ヤモリやアマガエルなど小動物に至るまで生きとし生けるもの皆おともだちという天然記念物的性格だ。
続いてハチワレ