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1-4 初出勤

1-4 初出勤

2×××年7月1日
東京の隣の県から約1時間半かけて
初出勤を迎えた

どんな人がいるんだろう
何人くらいいるんだろう
怖い人かいるのかな

色んな想像をしながら店に着いた

「今日からお世話になりますKです、宜しくお願い致します!!」

最初が肝心だと思って元気よく挨拶をした

そこには面接の時に迎えに来てくれた
肌が黒く強いオーラを感じた人がいた
名前はNAさんと言うらしい
店はNAさんを中心に
早番の人と遅番の人で合わせて10人ぐらい構成されていて
早番がAM11時〜出勤で遅番がPM14時〜出勤
俺は電車の都合で早番出勤だった

まず初めにOPEN前の準備をするので
俺の専属の先輩でHP先輩が一から準備を教えてくれることになった

後にこのHP先輩は、後にちょっと性格の悪さが目につくようになり
俺自身もよく思われない時期も来る

ただやがて俺が数年後一時期店舗責任者になる事があるのだが
その時自分の右腕として支えてもらう事になる重要な人物でもある

それはまだ数年後先の話なんだけど

HP先輩は
背も高めで整った顔立ちと清潔感、メガネもとても似合っていて
明るくて接しやすそうな優しい先輩というのが第一印象だった

お客様の待合室の掃除やテーブルを拭いたり
階段や廊下、店前の掃除が終わったらいよいよ営業開始だ

最初俺はそのHP先輩とお店の入り口に二人で立つ事になった
ここは【フロント】というポディションで
主にお客様が来たらドアを開けたりする

HP先輩に丁寧にドアの開け方や仕事をする上でのアドバイスをしてもらっていたら

突然

ガンッ!!!!!

ビールの缶が勢いよく飛んできて
H先輩の頭に当たったのだ・・・

な、なんだ、、

振り向くと

あのNAさんが缶を投げたように思える位置にいて
こっちを睨んでいた

そう
この日から
はじまったのだ

想像もしなかった

苦しい毎日が

📍サロの仕事が

はじまったのだ


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