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100日後オープンする📍サロ〜長い道のはじまり〜

1-2 出会い

一生スーツを着る仕事なんてしないと尖った印象がかっこ良いと思っていたがもはや選択肢のない状況にまで追い込まれていた
最後に着たのは誰の結婚式の時に着た時だっけ?
鏡でスーツにネクタイを締めた自分を見てとても違和感を感じて
面接に向かったのは今でも覚えている今となっては完全に戦闘服と化しているが。

今からどんな世界が待っているのだろう
期待より不安の方が大きく緊張しながら電車に乗って未だ降りた事のない駅まで向かった。到着したらもう一度お店まで電話をくれと言われたので電話をすると、「今から面接官が迎えに来るので待っててください」と言われ待っていたら自分の人生で関わってこなかったオーラを放った男性がこっちへ向かって来る。肌が黒く格闘技をしている人のようなボディラインにギラギラしたスーツを着た人がこっちを見ながら向かって来る。

俺が応募したお店の印象とは違うので多分別の人だろうと思ってドキドキしてたら目の前に立ち止まり「○○さんですか?」

おぉ、きた、と思った。

そうですと答えると、迎えに上がったので一緒に着いて来て欲しいと言われ少し離れた見るからに高そうな喫茶店に入った。

彼は後に俺の直属の上司になり、俺の人生を180度くらい変える存在になるのだが面接は彼ではなく、彼の上司がこの後に来るのでそれまで待ってて欲しいと言うのだ。

その時彼と何を話したかは全く覚えてないが、とてもインパクトが強く、彼の上司って一体どんな人が来るんだろうと不安よりの精神状態になっていたと思う。

15分ほど話した後に「上司を呼びにいくからちょっと待ってて」と言われ彼は去り程なくして俺をこの世界に導いた(?)面接官がやって来た。

正直先ほどまで一緒にた色黒の彼よりインパクトの強い人間は想像つかなかったが一目でわかるくらいオーラというか覇気を身に纏っていた。

面接でこれほどまでに先の展開が想像できないのは生まれて初めてだった

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