雨垂日記26~いずれ何かの役に立つ?~

こんばんは。ゴクツブシです。
最近は切腹5秒前ぐらいの精神になりながら、かろうじて危機を脱するような日々です。
そのうちなんとかなるだろう、とは思えないのが憎いところです。


Day26 自己を振り返る

絶賛無職の私ですが、それなりに就活を行い、70社から書類でお祈りされています。
転職エージェントを通して応募した数社からは所感を貰っていまして、異口同音に「経験が欲しい」と言われています。
以前も書いた通り「経験を得るために経験が必要」というデッドロックに陥っている状態です。

そうした現状を打破すべく、先日C&R Creative Academyに応募いたしました。
結果は残念ながら、こちらでもお見送りとなりました。
ただ、フィードバッグを頂いているので、こちらを自分なりに咀嚼しながら再挑戦したいと思います。

さて、頂いたフィードバックは以下の2点です(原文まま)。
・個人作品のクオリティ向上
・業界でどのようなことに挑戦したいかという具体的なビジョンの明確化

まず個人作品のクオリティ向上とのことですが、ざっくりしすぎているので自分なりの解釈を書きながら整理していきます。

今回提出した書類の中で個人作品と呼べるものは企画書だけです。
であるならば、企画書のクオリティ向上が求められていると考えるべきでしょう。
現状、先行きの不安や多大なストレスでパフォーマンスは落ちています。
が、企画書の出来なら、これでも専門学校では最後の審査会で1番になったこともあります。
その頃から書き方のフォーマットは変えていないので企画書の体裁・構成としては、おそらく大きく外してはいないはずです。
もしこれが大暴投判定ならば、専門学校の講師か、C&R Creative Academyのどちらかが間違ったことを言っていることになります。考えたくありませんね。

なので、個人の希望的観測も込みの解釈ですが「クオリティ向上」とは、「全体的に『物足りない』感じなので情報の取捨選択を見直し、作り直せ」という意味合いであろうと解釈いたします。

次に業界でどのようなことに挑戦したいかという具体的なビジョンの明確化ですが、これはたぶん私の伝え方が悪い、もしくは理解されにくいということなのでしょう。

私は新卒の就活でも悉く一次面接で脱落しました。
これに関しては専門学校の講師や就活担当とも話し合いや模擬面接を重ね、内容に問題ないことを確認したうえで落ちているのでいまだに理由が判然としないんですよね。
ただ、仮説としてあり得そうだと思ったのが「君の経験してきたことや考えを面接という限られた時間で把握することは難しい」「フックになる部分がノイズになっていて、本来掘るべき場所に辿り着けていない」という指摘です。

前者はとてもよく分かります。
ここしばらくの就職活動では履歴書の他に「詳細業界志望理由書」を別途提出していました。今回も提出したこの文書は約2000字なので、面接だと話す時間が足りないですね。
ある程度端折って2000字なので、話すとなると業界志望理由だけで5分以上、職種や企業の志望理由も話そうと思うと10分は欲しいところです。
面接において志望理由だけで15~20分も割いてくれるところはまずないことは想像に難くありません。

後者についてもまぁ、理解はできます。
私の経歴でフックとなる部分は「大学院時代のAI研究」と「介護」でしょう。実際、このあたりを聞かれることは多かった印象です。
ただ、ここを深堀りしてもよい結果に結びつかなかったことは結果から判断できます。特にAIはやめた理由に対し、今の世でこそ納得してもらえるでしょうが当時はまだまだ難しかったようです。
研究をやめた理由は以前、色々な場面で書いた気がしますが大きく2つです。

1つは「現在のAIの発展における学習のグレーさは様々な業界でハレーションを起こす」と確信できたことです。
2つ目は「効率化がもたらす社会は創造性に乏しい発展できない社会である」と考えたことです。

「学習のグレーさ」は先日、生成AIの時にも書きました通り、著作権をはじめとする諸々の権利関係を正しく処理できる状態にない現状をみれば、いまならば理解していただけると思います。
一方で「効率化の弊害」は、まだまだ理解も共感も得られません。
AIで出来ることは、とどのつまり「効率化」だけです。
これは生成AIでも同じで、あれは「作業の効率化」でしかありません。
そして現在、方々で行われているAIによる労働の効率化は、人間から仕事における『遊び』を奪います。
これは管理の仕方が基本的に時間か成果で計るしかないためです。
指標として数字に表せない部分は、効率化の名の下に暗渠へ消えます。
暗渠へ消えた部分こそが『遊び』であり、創造性なのです。

この辺りに関してはまだまだ語り足りない(それこそ先に書いた志望理由のように10分・20分語ります)ですが、本筋に戻ります。

「業界でどのようなことに挑戦したいかという具体的なビジョンの明確化」とは、以下の構成であると私は考えます。
・挑戦、あるいは実現したいこと
・その理由
・自分が具体的にどう達成するか

挑戦したいこととしては、新卒の頃から変わらず「人の心を動かすレベルデザイン」を掲げています。
理由は「レベルデザインが最もプレイヤーに接するレイヤーであり、この部分に力を入れることがプレイフィールの向上につながり、よりゲームを楽しんでもらえるはずだと考えている」からです。
具体的にどうやって達成していくか、ですが、これが厄介です。
「ある程度体系化された理論を基に、各タイトルにおける特色が出せるよう試行錯誤する」と、言ってはいるのですが、具体的でないような気もします。

そして、ここまで書いておいてあれですが、「業界でどのようなことに挑戦したいか」なんて話をした記憶がないですね。
これもしかして「どんなプランナーになりたいか」の話の延長ってことですかね? この話はした記憶があります。

なるほどなるほど。そうであれば、必要な話がもう2段階ほどありますね。
遥か先の目標、10年ぐらい先の目標から逆算してやりたいことや目指すプランナー像を話しているので、最終目標から話さなければならないのか。
この話も今まで同様、端折らず伝えようと思うと15分ぐらいは欲しいですね。

なるほど、いや、ここまで書いて納得したわオレ「経験してきたことや考えを面接という限られた時間で把握することは難しい」人間だわ。
よしんば経験や考えを理解してもらっても人柄や人格まで理解する時間足りないわ。
いままでは「そうは言っても伝え方とか色々あるだろう」ぐらいに考えて模索してましたが、フル尺つかって目一杯話してやっと5分の伝達とかじゃないですか。

あー、酒片手に3時間くらい面接する、みたいなとこないですかね?
いやこれあれだ。再挑戦して回数重ねて徐々に理解してもらうしかないか。


TO BE NEXT

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?