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「堆肥舎をたてるよ!」簡易バージョン(前編)。

こんにちは、とるたべるのスギヤマです。

堆肥舎を建てます。

完成イメージ。これは佐藤さん作の、めちゃかっこいいバージョン。

今年の始め頃から取り組み始めた生ゴミコンポストのリサイクルコミュニティ"YACYCLE"(やさいくる)。こちらも循環が始まり、みんなからの一次処理品や、交換用の床材など、いよいよ仕込みの量が増えてきました。手狭なところではやりきれなくなり、ようやく重い腰を上げて「あー!もうつくろう!欲しい!」となりました。

ぼく自身は、なんとかかろうじて自分でビニールハウスを建てることができるくらいで、こうした「設計」みたいなのは、とんでもなく苦手で、基本的に畑や田んぼも子育ても、ほとんどその生物のやりたいようにやってもらっています。

畑はけっこう勝手に育つ。

建築物って、ほんとにちょっとした「まあ良いや」が、後になるほどどんどん大きな歪になっていくんですよね。。"減点方式"というか、最初に完璧な計画を建てていかに、その計画通りに積み上げていくか。ずっと手なりで生きてきたぼくは、これがほんとに苦手です。

畑はもうちょっと、自然界が助けてくれるというか、補完してくれるというか、植物たちが自分たちの良いように気持ちよく育ってくれるので、やっぱり畑が好きだなあって思います。「設計」って苦手です。もちろん畑にもそれはあるんですけどね。またちょっと感じが違います。

そんなこんなで、数年前からずっと"建てる建てる詐欺"をしていた堆肥舎。あまりにも苦手意識が強すぎて、その重要度はわかりつつも、ずっと後回しにしていました。最高のきっかけをいただけで大感謝でございます。

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それでもやっぱり自分ひとりではなかなか前に進まない。そんなぼくにしびれを切らし、妻のちひろさんが、強力な助っ人"しゅうちゃん"を召喚してくれました。

我らがしゅうちゃん。何年前の写真だ!懐かしい!息子が赤ちゃん!

自ら古民家をセルフリノベーションしながら飲食店を開業した経緯を持つ、かもそう食堂のオーナーさん。これは心強い。全部まかせたい。

しゅうちゃんがセルフリノベーションした古民家カフェ

参考にした設計は、山七建築工房の佐藤さんのもの。名古屋でやっているシェア農園"はたけ会議"で簡易堆肥舎を建てる際に起こしてくれたものです。メンバーみんなで建てた堆肥小屋が完成イメージです。

国産材を使ってめちゃんこかっこよくしてくれました。

しゅうちゃんとの初日はほとんど打ち合わせと、基礎を打つのみ。

こんな感じで、コンパネ規格で組んでいます。

参考にしたのはこのあたりの動画。

なかなか無いことだと思いますが、たまたま廃材として、梁(はり)やコンクリートブロック、木材パレットを集めていたので、それを活用できる形での設計方法を探していました。

それにしてもみんなすごい。楽で確実な方法ってどれだけ動画も探しても見つからず、やっぱり試行錯誤しながらひとつひとつを丁寧に組み立てています。修行や。

この簡易的な小屋を4部屋分。
床材づくりの部屋」、そして「二次処理の部屋」。それぞれ、発酵槽と熟成槽、というイメージです。

しゅうちゃんが手元にある廃材から設計図を。助かる。全部まかs

まずは溝を掘って、砂利を敷き、水平をとりながらコンクリートブロックを並べていきます。

黙々と。
砂利をふるいます

砂利は、ビニールハウスを建てたときに掘り上げたものを無駄にとっておいたので、それを。「なんでも、とっておいてみるもんだなあ。なをき。」

初日はこのあたりでタイムアップ。お腹が空いたので終わりにします。次回はここに基礎材をかませて、いよいよ柱を建てます。あわよくば屋根をつけるところまでいきたい…!

はてさてどんな建物になるのか楽しみです。

ちなみにこの日に大活躍した道具はこのあたり
 ・剣先スコップ
 ・水平器
 ・水糸(それを張るための支柱と金槌)
 ・50mメジャー
 ・5m巻き尺
何も持っていない人であれば、コンクリートブロックが必要ですね。

次回はしっかり材料費もかかってくるので、そのあたりもまたシェアできればと思います。

それでは!スギヤマでした。

とるたべる


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