NEO EARTHロゴについて
NEO EARTHのロゴに込めた思いをご紹介します。
タイポグラフィの輪郭線は、そのほとんどが、縦横の線と正円のエレメントで構成されています。
横線は時間。
縦線は空間。
線の交点をきっかけに生まれる無数の正円は、ぜんぶ、地球。
例外的に8本ある斜線は、時空間を無視する可能性をも視野に入れる、新しい感受性。
また、縦横の線、斜線の基点、円の中心点、円の半径を、すべて1文字16×16のグリッドシステムに当てはめることで、見えない秩序を宿した「静かで濃い表現」を目指しています。
「クリエイターが、それぞれの美意識を基に定義した “或る地点の世界” を表現し、鑑賞者に無数の可能性、即ち新たな未来への入り口を提示する」というコンセプトを、タイポグラフィという形で静かに表現し直しました。
特定のシンボルマークは敢えてつくらず、オジリナルのフォントを組んだものをそのままマークとする事を目指しています。強い想いを圧縮し、簡潔に文字に宿す事によって、文字は文字という存在から記号化され、一種のマークになり得るのではないか、という実験でもあります。
また、滲んだように見えるアウトラインや、ごつごつとしたセリフ部分、少し重心の高い背格好、「O」の円が2つ重なった形、「R」の横線を省いた表現など、「なぜこの形をとっているのか」「何か意味があるんじゃないか」と、多くのクリエイターに勘繰ってもらい、多様な思想を受け容れる器として機能することも期待しています。