たそがれストレッサー
最近夕方からの情緒が安定しない。
凪のような気持ちで仕事をこなして退勤し、その20分後の帰り道、高校生の団体がワイワイ帰宅する姿を見て車内で嗚咽を上げるくらい泣いたりする。
危ないし、我ながらだいぶキモいと思う。
イメージとしてはダムのレバーがガシャンとおりて、一気に放水された感じだ。
子供が小さかった頃通っていた保育園のそばを通ったときや、若い頃によく聞いていた恋愛ソングが不意に流れてきたときなどもダムが決壊する。
おいしそうな焼き魚の香りがただよってきた時も。
冷静になった頃に分析するとどうも、
「もう二度と戻らない、あたたかい、またはキラキラした時間」
がツボらしい。
わかるけど、だいたいみんなそうなんだし、
ほんのりせつないくらいでスルーしろよ。と凪の私が思う。
しかし思い切り泣いた後は、カタルシスが残り、いくらか、いやだいぶスッキリしている。
これはたぶん私の中の意識してないストレッサー達が定期的に暴動を起こしているんだろう。
器用でなく、ポカも多く、そこそこ生きるのが大変なので、ストレスにがっぷり四つに取り組むと、ヒューズが焼けついて使い物にならなくなる。
だから普段は無意識に無視しているが、なくなるわけではないんだろう。
退勤してホッとしたとたんにもういいかな?と表に出てくる。
そんな感じだと思う。
わたしがわたしを知らないで、わたしをしあわせに出来ぬよな。
わたしがわたしをしあわせにできないで、誰かをしあわせに出来ぬよな。
すまない自分。
今日もよくがんばりました。
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