毒親育ちにイヤ～な報せが来ました

突然のショートメール

ショートメールなんて今どき滅多に来ない。

ああ、嫌な予感。

予想は的中した。

ここ数年連絡を取っていない姉からだった。

「お久しぶりです。

一応知らせておきます。」

冒頭で、悪い知らせだな、と分かった。

冷静に「誰か死んだのかしら」と思った。

「母がガンになり、今月末手術です。

一応知らせておきます。」

治らない私の思考癖

「一応知らせておきます」って２回も繰り返されていたわ。

こういう連絡が来た直後は、

心が激しく波立って仕方がない。

反射的に「どうするべきなのか」と考えてしまう。

何をしたら両親や姉の心証を害さずに済むだろうか、

と考えていることに気付く。

まだ完全に断ち切れていないと思い知った。

子どもの頃から、

私が「どうしたいのか」ではなく、

どうしたら周囲の機嫌を損ねずに済むかと考える癖がある。

すぐに連絡するべきなのか？と考えた。

でも、、、、

話すことはない。話したくない。

そんな私って薄情者？親不孝者？地獄に落ちる？

イヤらしい人たち

仕事中に来たメッセージだったので、

急いで気を取り直して仕事に集中したが。

しばらく時間が経って考えると、

姉が連絡してきたということは、

親からの連絡ではないということは、

親は姉だけに直接知らせた、ということ。

私には知らせようという意思はなかったと考えられる。

しかし、姉が連絡するのを期待している可能性は高い。

人間関係が悪化しても

問題に直接向き合うことなく愚痴を言うだけで、

誰かの生死や怪我などの大ごとをきっかけにして

問題を有耶無耶にして接近し、

しれ～っと距離を詰める様子を

子どもの頃から何度も見てきた。

やはり、私の居場所ではなかった

それから

２度繰り返された「一応知らせておきます。」もどうなのか。

この言葉に込められたニュアンス。

「あなたには別に関係ないだろうけど」と言っているように聞こえた。

やはり

あの家に私の居場所はなかったんだなーと確認した。

でも悲しいとは思わない。

「なぜあの家に生まれたんだろう？」と思っただけだ。

私はどうしたらいいのか？

それならいいじゃないか。

それでもまだ考えてしまう。

私はどうするべきなのか。

いや、

私はどうしたいのか。

まだ分からない。

母のアツい信仰心

母はきっと大丈夫だろう。

なんていったって、宗教があるんだから。

毎月高速道路を2時間走らせて

数万円を持参して何十年も通うアツいアツい信仰心。

神様も感心して病気なんて吹き飛ばしてくれるくらいの信仰心。

毎日、仏壇と神棚に念仏を唱えることを強要するアツい信仰心を抱く母。

私をぶっ叩いてまで貫いた信仰心。

私が苦労の末つかんだ大学合格を神様のお陰にしていた母。

何でも神様。

いちずに、信仰してきたんだもの。

何十万円もお金をかけたんだもの。

こういう時こそ、宗教が救ってくれるだろう。

母が信仰した神様、どうぞよろしく。

姉に返事を書いたのに

落ち着きを取り戻して、

どうにかこうにか、姉に返事を書いた。

「分かりました」と一言だけ。

それで少しふっ切れて落ち着きを取り戻したのに、
翌日に知らない名前からLINEが。

誰かと思ったら。

姉だった！

LINEが世間で使われ始めてから

一度も会っていないから

交換した記憶はない。

なぜ！！

パニック！！！

思い当たることがひとつある。

去年、スマホを機種変更した時に、

LINEの検索制御をしていなかったから

同級生に知らないうちに追加されて連絡が来たことがあった。

それだ！

知らないうちに登録されてしまったようだ…

内容は、

「私は〇月〇日から帰省します…」という内容。

全部読んでいないんだが。

え？待って。
私、いつから帰るの？なんて質問してませんけど？

なんでわざわざ知らせてくる？

これは・・・

「私は帰省するから、アンタも帰れ」
と強要されているような気がしてしんどい。

「長女ばっかり！」が口癖だった姉。

「長女ばっかり！」という口癖で

世間で長女が担うと言われているアレコレを拒否していたので

結局長女らしいことはしていないと思う。

「長女だからって、自分にばっかり看護させるな」と言いたいんじゃないかと。

このLINEにはまだ返事をしていない。

既読すらつけていないんだが。

ああ～もう、めんどくさい！

良い方向に転がりますように(私にとって)