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ついにスマホの番号を変更することを決断。

スマホの番号を変えた



昨日、電話番号を変えてきた。

スマホの電話番号を変えることを”改番”というらしい。

初めて携帯電話を買ったのは、
大学に入学した時だった。
大学の生協で買った。

初めて手にした棒状の携帯電話は
画面は小さいし、カラーではなかった。
でもとっても嬉しかった。
今でも手にした瞬間のことはおぼえている。

その時から使い続けている思い入れのある番号だった。

でも変えることを決断した。

年末に父から接触


実は年末に、
また父から連絡が入り始めた。

電話は着信拒否にしているが、

着信履歴は律儀に残る。

しばらくは、ずっと昼夜を問わず着信があった。

深夜2時、3時は当たり前…(-_-;)

着信履歴を見るだけで心のバランスが崩れたので
着信履歴が見られなくなった。

しかし、頑として出ないので
だんだん電話は無理だとあきらめたらしい。

先日、ショートメールで送ってきた。

まさかショートメールで来るとは思わず、

うっかり冒頭を読んでしまった。

「あれから一年が経ちました…」と書いてあった。

私の体に起こった異変


体がおかしくなった。

全身が冷たくなった。
手足が体温を感じない。

でも目の周りだけ痛いくらい熱い。

鏡を見ると
泣いているわけではないのに、目が充血していた。

心の中で”大嵐”が起こっていた。



今思えば、
まだ自分を責める気持ちが残っていたように思う。

なんて根強いんだろう。
まだ親を思いやろうとするとは。

しかし
「あれから一年」とは
どこから一年なんだろう?

わからん…

母の病気が発覚してからってことだろうか。

当の母は
全く私に接触してこない。

もうあきらめているのか、
過去を掘り返されたくないからか、
自分に従順ではない子に用はないからか。

どうでもいいが。

帰ってきたパートナーさんに

ショートメールを削除してもらい、

さらに父からのショートメールも拒否設定してもらって
やっと落ち着いた。

前向きになりかけていたのに


このショートメールが来る直前までは

「もう大丈夫かもしれない」と思っていた。

この時までは、

前向きになれる気付きや解釈を見いだせるようになったからだ。

例えば

・親が毒親なら、私も毒子になってしまえばいい!

・私の養育にかかったお金は慰謝料ととらえればいい。

・親が毒親かどうかも含めて、私が全部決めていい。

だから油断していた。



心療内科に行った


心療内科から二か月遠ざかっていたので
翌日、すぐに受診した。

先生は
「年末年始、盆と正月ですからねえ、どうしても接触が増えるみたいですよ」と言っていた。

それから、ごねる私に
「関わりたいですか?」と静かに尋ねた。

答えは決まっている。

そして、微笑みながら、
「エネルギーを無駄遣いする必要はないんです」と言ってくれた。

落ち着いた。


改番に臨むも…


この時、初めて

「電話番号を変えようか」と頭をよぎった。

思い入れのある電話番号を手放すことは
これまで考えたことがなかった。

でも今や

親しい人とのやり取りは

ラインが普通で

かかってくる電話といえば

迷惑電話とかセールスとか。

イヤな連絡しか来ない。

いいんじゃないか?

ここらで人生を仕切りなおすという意味でも。

しかしいざ窓口に行くと

年末だからか週末だからか、大混雑でできなかった。

私の気持ちも揺らいでいた。



出来なくてほっとしている自分がいた。

このまま変えなくてもいいかな…と思ったのだった。

ついに改番を決意


そうして迎えた2025年。

わが家のお正月行事といえば

京都の伏見稲荷登山だ。



ここはただでさえ外国人にも大人気なので

早朝に行く。

いつも通り、頂上で参拝した後、

おみくじを引いた。

山頂のおみくじは

普通の紙のおみくじではなく、

金属でできた備え付けのもの。

重たい金属の箱を振って、

立て看板に書いてある結果を自分で見る形式。

その結果を見て、私は胸を打たれた。

このみさとしは、これまで死ぬる思いの苦労を続けて、やっと峠をこしたところである。ここで過去を清算して、再出発せよ。幸運は前途に待って居る。

京都の伏見稲荷大社には
なぜかわからないけれど、
ご縁を感じるのだ。
道しるべをくれることがある。

そういえば母は常々、
「お稲荷さんはお狐さんだからよくない」と言っていたっけ。
どうも、動物霊といいたかったようだ。

ご眷属と下級霊をごちゃまぜにするとは。
無知にもほどがある(-_-;)。


伏見稲荷大社を後にしながら

ようやく、

改番しよう、と静かに決めたのだった。

伏見稲荷大社さんが、後押ししてくれた。

改番にかかる時間


私は初めて携帯電話を持った時から、ドコモひと筋だ。

ほかの会社は知らないが、

ドコモの機種変更はかなり時間がかかり、本当に疲れる。

おまけに今度は人生初の改番である。

ネットで調べると
改番を断られたというものや、
改番したい事情を聴かれる、というものもあったので
不安だった。

一週間前にネットで予約して、
いざ改番に臨んだ。

出したもらった三つの番号は、090だった。

070か080だろうと思っていたから驚いた。

番号はすぐに決めた。

後はスムーズに進んだ。

唯一、手間取ったのは、
私がスマホケースからスマホ本体を外すとき。
なかなか外れなくて。

SIMカードを取り出し、
後は専用の機械にSIMカードを入れて
新しい番号を上書きして
スマホに装着して
着信テストして終わり。

ものの5分もかからなかった。

手数料は3,850円かかる。
翌月の電話代金に加算して引き落とし。

これから改番したことで
何か起こるかもしれないけれど…
ひとまず安心を手に入れてよかった。

思い切って決断できたことで
気持ちも強くなった気がするし、
未来が明るくなった気がした。

過去は過去。
今を生きようと思える。

おわり

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