ネオ・ディグ・モード vol.44 「ルル スタジオ(LOULOU STUDIO)」
東京を拠点にフリーランスで海外ブランドのPRをしている𝐡𝐢𝐫𝐨𝐤𝐨が、気になる海外ブランドを深堀りする新連載!
私が2023年元日からvol.110まで公開した「ディグ・モード」のリニューアル版です。
vol.44は、ルル スタジオ(LOULOU STUDIO)!
ルル スタジオは、パリで生まれ育ったクロエ・ハルーシュ(Chloé Harrouche)が、2019年に立ち上げたブランド。
クロエは、ファッション コンサルタント兼デジタル インフルエンサーで、ルル・ド・セゾン(Loulou de Saison)という名前で知られています。
この記事では、クロエのバックグラウンドやブランドのこだわりをメインに、深掘りしていきます。
黒い服が好きな子ども時代
クロエは幼いとき、母が経営する子ども服の店で多くの時間を過ごしました。
黒い服を着るのが好きで、黒い生地を探してバービー人形用に黒い服を作っていたほど。
クロエの家にあったバービー人形の服は、すべてピンク。当時、クロエはバービー人形のピンクとキラキラに恐怖を感じていました。
その後、ファッション雑誌をたくさん買って、そこからインスピレーションを得るように。
ファッション業界で働くことを夢見ていましたが、とても大きな業界のため、どうしたらいいのか分かりませんでした。
しばらくファッションデザインを勉強しようとしましたが、ファッション雑誌のプレスとして働くことに。
その仕事は自分に向いていないと感じたものの、クロエにとって良い経験になりました。
そして、クロエは少しずつブランドのコンサルティングを始めました。
豊かな個性を恐れず表現する女性が好き
2015年、クロエはルル・ド・セゾンとしてInstagramをスタート。新たな媒体で自分のアイデアを表現し、自分のスタイルを共有したかったからです。
ルル(Loulou) という名前は、クロエの娘の名前で、クロエにとってお守り。
そして、クロエが子どもの頃から尊敬していた、ルル・ド・ラ・ファレーズ(Loulou de la Falaise)にも由来しています。
ルル・ド・ラ・ファレーズは、イヴ・サンローランのミューズとして知られた女性です。
クロエは、豊かな個性があり、それを恐れずに表現する女性を好んでいます。
ルル スタジオの服は鎧のようなもの
2019年、クロエは自身のブランド、ルル スタジオを立ち上げました。とくにこだわっているのは、品質、生地、カットです。
クロエは、ルル スタジオのアイテムを買う人に、胸がときめくような気分になってほしいと願っています。
単なる黒いカシミアのセーターではダメで、もっとワクワクするようなディテールがなければなりません。
また、働く母親であるクロエにとって、あらゆる年齢層の忙しい女性のために服をデザインすることが大事。
それは、朝なにも考えずにさっと着られる、何度着ても飽きない上質な服です。
ルル スタジオは、貝殻をシンボルに掲げています。クロエにとって、貝殻はとても自然でオーガニックでありながら、保護力もあるもの。
クロエは、「ルル スタジオの服は鎧のようなもの」というアイデアを気に入っています。
気になったらチェックしてみて!